トーク:フェロモン

提供:脳科学辞典
ナビゲーションに移動 検索に移動
印刷用ページはサポート対象外です。表示エラーが発生する可能性があります。ブラウザーのブックマークを更新し、印刷にはブラウザーの印刷機能を使用してください。

編集委員 藤田です。以下、質問とコメントを書きますので、ご対応いただけますとありがたく存じます。 ① 「“呼び出す”という意味のコール(call)を合成して名付けられた」という記述内容は確かでしょうか。ドイツ語で呼ぶといえばrufenとかを思いだすのですが、kollenという単語は辞書を引いてもでてきません。ご確認いただけますか。ボンビコールはアルコールですので、OH基を持つ化合物に与えられる接尾辞-olが使われている可能性はありませんか。 ② 「その後、いくつかの昆虫」-->具体的に種名をあげることはできませんか。 ③ 女王フェロモンはカルボン酸であるとのことですが、Cがいくつのカルボン酸でしょうか。化合物名を書くことは可能でしょうか。可能であれがそちらをお書きください。無理であれば、「カルボン酸の一種」と書くのはいかがでしょうか。 ④ ドデシニルアセテートとウマやヒツジのフレーメンの関係がわかりません。ウマやヒツジのメスもドデシニルアセテートを分泌しているのでしょうか。 ⑤ 「ESP1特異的フェロモン受容体も明らかになり」とありますが、何が明らかになったのでしょうか。明記をお願いいたします。また、「今後さらに研究が進むことが期待される有望なフェロモンである。」は、脳科学辞典ですので、削除した方が良いかもしれません。 ⑥ 「野生マウスのなわばりは20-30平方メートル」とありますが、種を特定せずにこの記述は大丈夫ですか。家に住むマウスであれば、家の広さに依存するような気がします。野外に住むマウスであれば、種名を特定しておきたいものです。 ⑦ 「鼻腔内で直接取り込まれる可能性はおおいにある」とありますが、鼻腔粘膜から取り込まれるということでしょうか。 ⑧ 上記以外に、文言などの訂正を本文中に勝手ながら、何箇所かにおいて行わせていただきました。原稿間の「差分」を見る機能をお使いになって、変更が許容できるかどうかをご検討いただけますでしょうか。

大変、興味深い事例をたくさんご紹介いただいたすばらしい原稿をありがとうございました。藤田一郎(2015年7月3日)