「トーク:統合失調症」の版間の差分

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* バイオマーカーの項目では、一般的な議論を、注に移動させて頂きました。
* バイオマーカーの項目では、一般的な議論を、注に移動させて頂きました。
* ゲノム研究の部分は、具体的な内容を少し加筆させて頂きました。
* ゲノム研究の部分は、具体的な内容を少し加筆させて頂きました。
* 抗精神病薬の作用機序については、抗精神病作用以外は仮説的なレベルだと思いますので、この章は少し改訂させて頂きました。
--[[利用者:Tkato|Tkato]] ([[利用者・トーク:Tkato|トーク]]) 2016年2月28日 (日) 15:55 (JST)

2016年2月28日 (日) 15:55時点における最新版

査読担当 加藤忠史

  • 「幻覚妄想」については、一般の方が対象のため、「幻覚妄想」という種類の妄想であるといった誤解がないよう、「・」を入れて「幻覚・妄想」としました。
  •  自我障害について、能動感の喪失→能動感・自己所属感の喪失、としました。
  •  「日常生活や対人関係や職業生活に困難を経験することが多く、急性期の生活への影響はすべての疾患のなかで最大であるとされる」との記載は、もっと重度の影響を来す疾患(例えばクロイツフェルトヤコブ病とか)はいくらでもあるのではないか?という誤解を招く可能性があるように思いました。多少くどくなってしまいますが、「日常生活・対人関係・職業生活に困難を経験することが多い。そのため、一般人口において、疾患により引き起こされている障害の中でも、最も社会への負荷が大きなものが、急性期の統合失調症により引き起こされている障害である、と報告されている。」としました。
  •  「陽性症状の軽減や急性期の予防には抗精神病薬の服薬継続への納得が、陰性症状の改善には心理社会的治療が有用で、両者の組み合わせにより再発の予防と生活機能の改善を図ることができる。」とすると、あたかも陰性症状は全て治るかのような誤解を招き、統合失調症がどれだけ大変な病気かがわかりにくいと思いましたので、「陽性症状の軽減や急性期の予防には抗精神病薬の服薬継続への納得が有用である。一方、陰性症状の改善には薬物療法の効果は限定的であるため、心理社会的治療を組み合わせることにより、再発の予防と生活機能の改善を目指す。」としました。
  •  「主体の体験としての精神疾患」は、文献の引用の仕方を客観的な形に修正させていただきました。
  •  「疾患概念」の項目は、辞典の「統合失調症」の項目である点を考え、精神医学一般についての議論でなく、統合失調症に限った議論として、少し簡潔にさせていただきました。また、ディメンションのところで、RDoCを引用しました。
  •  「陰性症状」の項目は、わかりやすいように、まずは大まかな5領域、その後生活上での具体的な現れ方、という順に変更しました。
  •  認知機能障害については、一般の方にわかりやすいよう、「認知機能検査により定量的に評価可能であることもあって、研究が進んでいる」という解説を追加しました。
  •  バイオマーカーの項目では、一般的な議論を、注に移動させて頂きました。
  •  ゲノム研究の部分は、具体的な内容を少し加筆させて頂きました。
  •  抗精神病薬の作用機序については、抗精神病作用以外は仮説的なレベルだと思いますので、この章は少し改訂させて頂きました。

--Tkato (トーク) 2016年2月28日 (日) 15:55 (JST)