「ハンチントン病」の版間の差分

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==診断==
==診断==
===基準===
===基準===
(ございましたら御記述ください)
 有症状者の確定診断は遺伝子診断,すなわちハンチントン病遺伝子のCAG繰り返し配列が36以上であることによるが,臨床診断基準として,下記の診断基準が挙げられる.
 
(1) 経過が進行性である
 
(2) 常染色体優性遺伝の家族歴がある
 
(3) 下記の神経所見のうち,いずれか1つ以上がみられる
 
::① 舞踏運動を中心とした不随意運動.ただし若年発症例ではパーキンソニズム症状を呈することがある.
 
::② 易怒性,無頓着などの性格変化・精神症状
 
::③ 記銘力低下などの認知症
 
(4) 脳画像検査で尾状核萎縮を伴う両側の側脳室拡大を認める
 
(5) 鑑別診断が除外される
 
(6) 遺伝子診断でハンチントン病遺伝子にCAGリピートの伸長を認める
 
上記の(1)~(5)を全て満たす,あるいは(3)及び(6)を満たすもの.
 
(厚生労働省特定疾患治療研究事業による認定基準を要約)
 
===検査所見===
===検査所見===
 検査所見として、次に述べる病理変化に対応して頭部[[CT]]、[[MRI]]にて[[尾状核]]の萎縮と[[側脳室]]前角の拡大が認められることが特徴的である。進行に伴い[[大脳]]萎縮も認める。  
 検査所見として、次に述べる病理変化に対応して頭部[[CT]]、[[MRI]]にて[[尾状核]]の萎縮と[[側脳室]]前角の拡大が認められることが特徴的である。進行に伴い[[大脳]]萎縮も認める。  
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