「放出確率」の版間の差分

 
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===神経筋接合部終板の素量的放出確率(Katzの素量的放出確率)===
===神経筋接合部終板の素量的放出確率(Katzの素量的放出確率)===
 [[wikipedia:ja:ベルンハルト・カッツ|Bernard Katz]]によって提唱された素量的(量子的)放出確率 quantum release probability<ref name=ref1 />は、[[神経筋接合部]]での物理的現象(<u>編集部コメント:具体的な実験とその結果をお願いいたします。</u>)を指標として解析された小胞[[開口放出]]確率である。伝達物質素量の放出(1つのシナプス小胞開口放出)は確率的な事象であり、単発インパルスが引き起こす応答は個々の伝達物質素量を放出するか、しないかである。この事象は、[[wikipedia:ja:二項分布|二項分布]]あるいは[[wikipedia:ja:ベルヌーイ試行|ベルヌーイ試行]] (例えば硬貨を投げて表面が出るか裏面が出るかを繰り返してみること) と似ている。 (<u>編集部コメント:図示できればと思います</u>)
 [[wikipedia:ja:ベルンハルト・カッツ|Bernard Katz]]によって提唱された素量的(量子的)放出確率 quantum release probability<ref name=ref1 />は、[[神経筋接合部]]での物理的現象(<u>編集部コメント:具体的な実験とその結果をお願いいたします。</u>)を指標として解析された小胞[[開口放出]]確率である。伝達物質素量の放出(1つのシナプス小胞開口放出)は確率的な事象であり、単発インパルスが引き起こす応答は個々の伝達物質素量を放出するか、しないかである。この事象は、[[wikipedia:ja:二項分布|二項分布]]あるいは[[wikipedia:ja:ベルヌーイ試行|ベルヌーイ試行]] (例えば硬貨を投げて表面が出るか裏面が出るかを繰り返してみること) と似ている。 (<u>編集部コメント:図示できればと思います。[[量子仮説]]の項目に図があるので、それを再利用させていただいてもと思います。</u>)


 単発インパルスによってある素量が放出される確率は、そのインパルスによる他の素量放出確率には依存しない。したがって、放出可能な素量の集団にとって、それぞれのインパルスは一連の独立した二項試行 (例えば、手に握った多数の硬貨を投げて、何枚のコインの表が出るかをみること)をあらわしている。
 単発インパルスによってある素量が放出される確率は、そのインパルスによる他の素量放出確率には依存しない。したがって、放出可能な素量の集団にとって、それぞれのインパルスは一連の独立した二項試行 (例えば、手に握った多数の硬貨を投げて、何枚のコインの表が出るかをみること)をあらわしている。