「水道周囲灰白質」の版間の差分

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== 線維連絡<ref name=ref2 /> ==
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求心性投射
===求心性投射===


 大脳辺縁系(海馬、扁桃体)、視床下部、不確帯、分界条床核、脚傍核などから、情動やそれに伴う自律神経性の入力を受ける。特に情動の発現に関連する大脳辺縁系と密接な繊維連絡がある。上丘、脳幹網様体、三叉神経脊髄路核、脊髄などからは、自律神経性入力に加え、痛覚や体性感覚などの感覚性入力を受ける。ラット、ウサギ、ネコでは、一次運動野から運動情報の入力を受ける。サルでは、前運動野/補足運動野(6野)、前頭眼野(8野)、前頭前野(9野)、前頭極(10野)からの入力を受ける。
 大脳辺縁系(海馬、扁桃体)、視床下部、不確帯、分界条床核、脚傍核などから、情動やそれに伴う自律神経性の入力を受ける。特に情動の発現に関連する大脳辺縁系と密接な繊維連絡がある。上丘、脳幹網様体、三叉神経脊髄路核、脊髄などからは、自律神経性入力に加え、痛覚や体性感覚などの感覚性入力を受ける。ラット、ウサギ、ネコでは、一次運動野から運動情報の入力を受ける。サルでは、前運動野/補足運動野(6野)、前頭眼野(8野)、前頭前野(9野)、前頭極(10野)からの入力を受ける。
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 興奮性入力としては、グルタミン酸作動性ニューロンが主であるが、視床下部の結節乳頭核からはヒスタミン作動性、視床下部外側部からはオレキシン作動性ニューロンが投射する。脳幹網様体からは、青斑核を始め、延髄腹外側部(A1)、延髄背側部(A2)、橋腹外側部(A5)からノルアドレナリン作動性入力を、延髄腹外側部(C1)、延髄背側部(C2)からアドレナリン作動性入力を受ける。また、橋、延髄の縫線核群からはセロトニン作動性入力を、外背側被蓋核や脚橋被蓋核からアセチルコリン作動性入力を受ける。
 興奮性入力としては、グルタミン酸作動性ニューロンが主であるが、視床下部の結節乳頭核からはヒスタミン作動性、視床下部外側部からはオレキシン作動性ニューロンが投射する。脳幹網様体からは、青斑核を始め、延髄腹外側部(A1)、延髄背側部(A2)、橋腹外側部(A5)からノルアドレナリン作動性入力を、延髄腹外側部(C1)、延髄背側部(C2)からアドレナリン作動性入力を受ける。また、橋、延髄の縫線核群からはセロトニン作動性入力を、外背側被蓋核や脚橋被蓋核からアセチルコリン作動性入力を受ける。


遠心性投射
===遠心性投射===
   
   
 視床下部、不確帯、脳幹網様体、上丘、外側脚傍核、縫線核群、脊髄などに投射する。また、これらの領域からは、いずれも求心性投射を受けており、これらの領域からさまざまな情報を統合して、適切な行動様式や、自律神経系活動を発現させるための情報を延髄や脊髄に送っている。
 視床下部、不確帯、脳幹網様体、上丘、外側脚傍核、縫線核群、脊髄などに投射する。また、これらの領域からは、いずれも求心性投射を受けており、これらの領域からさまざまな情報を統合して、適切な行動様式や、自律神経系活動を発現させるための情報を延髄や脊髄に送っている。