「結合定数」の版間の差分

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<font size="+1">[http://researchmap.jp/read0007726 香月 博志]</font><br>
<font size="+1">[http://researchmap.jp/read0007726 香月 博志]</font><br>
''熊本大学 大学院生命科学研究部 薬物活性学分野''<br>
''熊本大学 大学院生命科学研究部 薬物活性学分野''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年2月9日 原稿完成日:201年7月16日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2013年2月9日 原稿完成日:2013年7月16日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/haruokasai 河西 春郎](東京大学 大学院医学系研究科)<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/haruokasai 河西 春郎](東京大学 大学院医学系研究科)<br>
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===定量的Förster resonance energy transfer (FRET) 解析===
===定量的Förster resonance energy transfer (FRET) 解析===


 FRETは、タンパク質間相互作用の有無を検出する際に盛んに用いられるようになってきた手法の1つであり、解離定数・結合定数の測定にも応用可能である <ref><pubmed> 22711490 </pubmed></ref><ref><pubmed> 21595867 </pubmed></ref>。対象とする2つの分子それぞれを蛍光色素や蛍光タンパク質(一方が蛍光のドナー、他方が蛍光のアクセプターとなるもの)で標識しておくと、両分子が結合した際にドナー-アクセプター間のFRETが生じる。遊離ドナー由来の蛍光シグナル、遊離アクセプター由来の蛍光シグナル、およびFRETシグナルを定量的に解析することで、当該分子間の結合の解離定数・結合定数を求めることができる。
 [[FRET]]は、タンパク質間相互作用の有無を検出する際に盛んに用いられるようになってきた手法の1つであり、[[解離定数]]・結合定数の測定にも応用可能である <ref><pubmed> 22711490 </pubmed></ref><ref><pubmed> 21595867 </pubmed></ref>。対象とする2つの分子それぞれを蛍光色素や[[蛍光タンパク質]](一方が蛍光のドナー、他方が蛍光のアクセプターとなるもの)で標識しておくと、両分子が結合した際にドナー-アクセプター間のFRETが生じる。遊離ドナー由来の蛍光シグナル、遊離アクセプター由来の蛍光シグナル、およびFRETシグナルを定量的に解析することで、当該分子間の結合の解離定数・結合定数を求めることができる。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

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