「翼板」の版間の差分

82 バイト除去 、 2013年6月13日 (木)
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 発生が完了した状態の脊髄は、[[細胞体]]とその[[樹状突起]]からなる灰白質と、その辺縁部を占め、脊髄を上下行する軸索からなる白質の領域に分けられ、脊髄中心部を占め、H字形をした灰白質は、背側から腹側方向に[[後角]]、[[中間質]]、[[前角]]に分けられる。翼板および基板は脊髄の灰白質部分となるが、その位置関係を反映して、後角(dorsal horn)と中間質の背側半が翼板に由来し、前角(ventral horn)と中間質の腹側半が基板に由来する。尚、蓋板と底板は白質部分となる。
 発生が完了した状態の脊髄は、[[細胞体]]とその[[樹状突起]]からなる灰白質と、その辺縁部を占め、脊髄を上下行する軸索からなる白質の領域に分けられ、脊髄中心部を占め、H字形をした灰白質は、背側から腹側方向に[[後角]]、[[中間質]]、[[前角]]に分けられる。翼板および基板は脊髄の灰白質部分となるが、その位置関係を反映して、後角(dorsal horn)と中間質の背側半が翼板に由来し、前角(ventral horn)と中間質の腹側半が基板に由来する。尚、蓋板と底板は白質部分となる。


 翼板のニューロンは、成熟して後角にある[[介在ニューロン]]および[[投射ニューロン]]をつくる。これらのニューロンは、感覚情報を[[脊髄神経節]]ニューロンから直接受け取り脳幹や間脳に投射する。一方、基板のほとんどのニューロンは成熟して前角にある介在ニューロンや運動ニューロンになり、[[前根]]を通って末梢に投射する(図)。(編集コメント:より解像度の高い図をお願い致します。)
 翼板のニューロンは、成熟して後角にある[[介在ニューロン]]および[[投射ニューロン]]をつくる。これらのニューロンは、感覚情報を[[脊髄神経節]]ニューロンから直接受け取り脳幹や間脳に投射する。一方、基板のほとんどのニューロンは成熟して前角にある介在ニューロンや運動ニューロンになり、[[前根]]を通って末梢に投射する(図)。
 
 神経カラムの概念では、背側から腹側に向かって、
 神経カラムの概念では、背側から腹側に向かって、


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