「膜電位センサー」の版間の差分

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<font size="+1">藤原 祐一郎、[http://researchmap.jp/yasushiokamura 岡村 康司]</font><br>
''大阪大学 医学系研究科''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年6月11日 原稿完成日:2012年11月29日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/michisukeyuzaki 柚崎 通介](慶應義塾大学 医学部生理学)<br>
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英語名:voltage sensor、electric potential sensor 独:Spannungssensor 仏:capteur de tension,&nbsp;senseur au voltage
英語名:voltage sensor、electric potential sensor 独:Spannungssensor 仏:capteur de tension,&nbsp;senseur au voltage


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緑:疎水性バリアの中心を構成するPhe ]]
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 細胞内外の電位差(膜電位)を感知するセンサー。代表例として電位依存性イオンチャネルタンパク質の電位センサードメインが挙げられる。
 細胞内外の電位差(膜電位)を感知するセンサー。代表例として電位依存性イオンチャネルタンパク質の電位センサードメインが挙げられる。


 神経細胞の膜電位はイオンチャネルの働きによって発生し制御されている。神経活動におけるイオンチャネルの開閉因子には大きく分けて二つ、化学シナプスにおけるリガンド結合と、活動電位などの膜電位変化があり、後者を感知する機構が膜電位センサーである。膜電位センサーはクローニングされた電位依存性チャネルのアミノ酸配列上に電荷を持った膜貫通ドメイン(電位センサードメイン)として同定され、そして現代では結晶構造解析により、その原子構造が明らかになっている。本項目では、その電位センサードメインに対して、研究の歴史を紐解き、分子レベルの作動機構を解説する。
 神経細胞の膜電位はイオンチャネルの働きによって発生し制御されている。神経活動におけるイオンチャネルの開閉因子には大きく分けて二つ、化学シナプスにおけるリガンド結合と、活動電位などの膜電位変化があり、後者を感知する機構が膜電位センサーである。膜電位センサーはクローニングされた電位依存性チャネルのアミノ酸配列上に電荷を持った膜貫通ドメイン(電位センサードメイン)として同定され、そして現代では結晶構造解析により、その原子構造が明らかになっている。本項目では、その電位センサードメインに対して、研究の歴史を紐解き、分子レベルの作動機構を解説する。
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== 膜電位センサーとは  ==
== 膜電位センサーとは  ==
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== 参考文献  ==
== 参考文献  ==


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<br> (執筆者:藤原祐一郎、岡村康司 担当編集委員:柚崎通介)