「DCC」の版間の差分

サイズ変更なし 、 2018年2月24日 (土)
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== DCCとは ==
== DCCとは ==


[[image:DCC(図1).png|thumb|300px|'''図1.ネトリン受容体'''<br>ネトリン受容体には、DCC/UNC-40、UNC-5、DSCAMが存在する。いずれも免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜1回貫通分子であるが、異なる構造を有する。<br>DB:DCC結合ドメイン、DD:deathドメイン、FN III:フィブロネクチン・タイプIIIドメイン、Ig:免疫グロブリン様ドメイン、ZU5:ZU5ドメイン。<br><ref name=ref7><pubmed>21558366</pubmed></ref>より引用、改変。]]
[[image:DCC(図1).jpg|thumb|300px|'''図1.ネトリン受容体'''<br>ネトリン受容体には、DCC/UNC-40、UNC-5、DSCAMが存在する。いずれも免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜1回貫通分子であるが、異なる構造を有する。<br>DB:DCC結合ドメイン、DD:deathドメイン、FN III:フィブロネクチン・タイプIIIドメイン、Ig:免疫グロブリン様ドメイン、ZU5:ZU5ドメイン。<br><ref name=ref7><pubmed>21558366</pubmed></ref>より引用、改変。]]


 [[大腸癌]]の70%では進展に伴い18番[[染色体]]18q21の欠失が起こることから、この領域に[[腫瘍抑制遺伝子]]があると想定されていた。その候補分子として同定されたのがDCCである<ref name=ref1><pubmed>2188735</pubmed></ref>。
 [[大腸癌]]の70%では進展に伴い18番[[染色体]]18q21の欠失が起こることから、この領域に[[腫瘍抑制遺伝子]]があると想定されていた。その候補分子として同定されたのがDCCである<ref name=ref1><pubmed>2188735</pubmed></ref>。