「Gタンパク質共役型受容体」の版間の差分

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===== * G<sub>s</sub> ファミリー =====
===== * G<sub>s</sub> ファミリー =====
G<sub>αs</sub> ; アデニル酸シクラーゼを活性化させ細胞内のcAMP濃度を上昇させる。例)β<sub>1/2/3</sub>アドレナリン受容体、ドーパミンD<sub>1/5</sub>受容体
G<sub>αs</sub> ; アデニル酸シクラーゼを活性化させ細胞内のcAMP濃度を上昇させる。例)β<sub>1/2/3</sub>アドレナリン受容体、ドーパミンD<sub>1/5</sub>受容体
G<sub>αolf</sub> ; アデニル酸シクラーゼを活性化させ細胞内のcAMP濃度を上昇させる(嗅覚受容体)
 
G<sub>αolf</sub> ; アデニル酸シクラーゼを活性化させ細胞内のcAMP濃度を上昇させる(嗅覚受容体)。
===== * G<sub>i/o</sub> ファミリー =====
===== * G<sub>i/o</sub> ファミリー =====
G<sub>αi/o</sub> ; アデニル酸シクラーゼの活性を抑制する。例)GABA<sub>B</sub>受容体、アデノシンA<sub>1/3</sub>受容体
G<sub>αi/o</sub> ; アデニル酸シクラーゼの活性を抑制する。例)ドーパミンD<sub>2/3/4</sub>受容体、GABA<sub>B</sub>受容体
G<sub>αt</sub>、G<sub>αgust</sub>; ホスホジエステラーゼ6を活性化する。
 
G<sub>αt</sub>; ホスホジエステラーゼ6を活性化する(ロドプシン)。
 
G<sub>αgust</sub>; ホスホジエステラーゼ6を活性化する(味覚受容体)。
===== * G<sub>q/11</sub> ファミリー =====
===== * G<sub>q/11</sub> ファミリー =====
G<sub>αq/11</sub> ; ホスホリパーゼCを活性化しジアシルグリセロールの産生とIP<sub>3</sub>を介したCa<sup>2+</sup>の上昇を引き起こす。例)α1アドレナリン受容体、セロトニン5-HT<sub>2</sub>受容体
===== * G<sub>12/13</sub> ファミリー =====
G<sub>α12/13</sub> ;  細胞骨格、細胞間結合や他の動作に関連する過程を調節


上記の例のように同じリガンドで活性化される受容体においてもサブタイプにより共役するGタンパク質は異なることで細胞応答は多岐に渡る。
=== Gタンパク質非依存的シグナル経路 ===
=== Gタンパク質非依存的シグナル経路 ===




=== GPCRシグナルの終結 ===
=== GPCRシグナルの終結 ===
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