HOX遺伝子群

提供:脳科学辞典
2018年7月24日 (火) 22:49時点におけるNijcadmin (トーク | 投稿記録)による版 (The LinkTitles extension automatically added links to existing pages (https://github.com/bovender/LinkTitles).)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

別名ホメオティック遺伝子群。ショウジョウバエの胚発生において、前後軸に沿った体節形成に重要な遺伝子群として同定された。HOX遺伝子群はショウジョウバエではひとつの染色体上でクラスター(HOX cluster)を形成している。進化的な重複の結果、脊椎動物では4組のパラログのクラスター(Hoxa, Hoxb,Hoxc, Hoxd)として存在する。脊椎動物においても前後軸、遠近軸など、軸に沿って区画の性質を決める。HOX遺伝子群の染色体上の順序が、体軸に沿った空間的な発現の順序、発生時間に沿った発現の順序、および発現量の順序と相関(コリニアリティ)がある場合がある。<br>