「イオン選択性フィルター」の版間の差分

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 カリウムイオン(直径1.33 Å)より径が小さいナトリウムイオン(0.95 Å)は、イオン透過路ではカリウムイオンほどエネルギー的に安定していないと推測される。このことが、カリウムイオン選択性フィルターが、ナトリウムイオンよりもカリウムイオンをずっとよく透過することの理由だと考えられている。カリウムチャネルのイオン選択性フィルターには4つのカリウムイオン結合サイトが存在し、それぞれ細胞外側からS1~S4と名付けられている。カリウムイオン同士の電気的反発のために、通常すべてのサイトに同時にカリウムイオンが存在することはなく、空いているイオン結合サイトには水分子が入る(図1ではS1とS3にカリウムイオン(紫)が結合している。水分子は表示していない)。カリウムイオンと水分子は一列になって4つの結合サイトを移り替わりながら流れる。
 カリウムイオン(直径1.33 Å)より径が小さいナトリウムイオン(0.95 Å)は、イオン透過路ではカリウムイオンほどエネルギー的に安定していないと推測される。このことが、カリウムイオン選択性フィルターが、ナトリウムイオンよりもカリウムイオンをずっとよく透過することの理由だと考えられている。カリウムチャネルのイオン選択性フィルターには4つのカリウムイオン結合サイトが存在し、それぞれ細胞外側からS1~S4と名付けられている。カリウムイオン同士の電気的反発のために、通常すべてのサイトに同時にカリウムイオンが存在することはなく、空いているイオン結合サイトには水分子が入る(図1ではS1とS3にカリウムイオン(紫)が結合している。水分子は表示していない)。カリウムイオンと水分子は一列になって4つの結合サイトを移り替わりながら流れる。


 MacKinnonは、イオンチャネルの構造解析とそれに基づくイオン透過機構の解明を称えられ、[[水チャネル]]を発見した[[wikipedia:Agre|Agre]]とともに2003年の[[wikipedia:ja:ノーベル化学賞|ノーベル化学賞]]を受賞している。
 MacKinnonは、イオンチャネルの構造解析とそれに基づくイオン透過機構の解明を称えられ、[[水チャネル]]を発見した[[wikipedia:Peter Agre|Agre]]とともに2003年の[[wikipedia:ja:ノーベル化学賞|ノーベル化学賞]]を受賞している。


==ナトリウムチャネルとカルシウムチャネルの選択性フィルター==
==ナトリウムチャネルとカルシウムチャネルの選択性フィルター==

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