63
回編集
細編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
21行目: | 21行目: | ||
'''代謝分解: '''カテコールアミンの代謝分解には次の二つの酵素が重要である。 | '''代謝分解: '''カテコールアミンの代謝分解には次の二つの酵素が重要である。 | ||
'''・モノアミン酸化酵素(monoamine oxidase, MAO):''' | '''・モノアミン酸化酵素(monoamine oxidase, MAO):'''MAOはモノアミンのアミノ基をアルデヒド基に酸化する。MAOはミトコンドリア外膜に局在し、細胞内のドーパミンおよびノルアドレナリン(再取込みされたものを含む)の分解に関与する。MAOにはMAO-AとMAO-Bがあり、二つの別の遺伝子によりコードされている。MAO-AとMAO-Bはモノアミン作動性神経細胞およびグリア細胞に発現しているが、発現量は細胞の種類により異なり、また動物種によっても違いが見られる<ref name="ref5"><pubmed> 16552415</pubmed></ref><ref name="ref6"><pubmed> 11793338</pubmed></ref>。 | ||
'''・カテコール-''O''-メチル基転移酵素(catechol-''O''-methyltransferase, COMT):''' | '''・カテコール-''O''-メチル基転移酵素(catechol-''O''-methyltransferase, COMT):'''COMTはカテコール基のm-水酸基にメチル基を転移させる。腎臓や肝臓に豊富だが、カテコールアミン作動性神経細胞の投射先においても発現している。細胞外で働くと考えられている<ref name="ref7"><pubmed> 21846718 </pubmed></ref>。 | ||
<br> | <br> |
回編集