「不安症」の版間の差分

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不安障害
英:anxiety disorders 独:Angststörung
 
英:Anxiety Disorders 独:AngststÖrung


同義語:神経症性障害(neurosis)
同義語:神経症性障害(neurosis)
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【経過・予後】
【経過・予後】
各障害の全罹患者の3/4が発症する年齢は、特定の恐怖症:12歳、社交不安障害:15歳、強迫性障害:30歳、広場恐怖 : 33歳、PTSD:39歳、パニック障害:40歳、全般性不安障害:47歳である(Kessler RCら、2005)。急性ストレス障害以外すべて慢性の経過をとり、寛解しても再発再燃が多い。10年後の寛解率は、パニック障害:0.82、 全般性不安障害:0.50、 パニック障害+広場恐怖:0.42、 社交不安障害:0.35 であり、再発率はパニック障害+広場恐怖:0.55、 パニック障害:0.54、全般性不安障害:0.38、社交不安障害:0.34であった(Keller MB、2006)。すなわち、パニック障害は寛解率も再発率も最も高く、社交不安障害は寛解率も再発率も最も低かった。
各障害の全罹患者の3/4が発症する年齢は、特定の恐怖症:12歳、社交不安障害:15歳、強迫性障害:30歳、広場恐怖 : 33歳、PTSD:39歳、パニック障害:40歳、全般性不安障害:47歳である(Kessler RCら、2005)。急性ストレス障害以外すべて慢性の経過をとり、[[寛解]]しても再発再燃が多い。10年後の寛解率は、パニック障害:0.82、 全般性不安障害:0.50、 パニック障害+広場恐怖:0.42、 社交不安障害:0.35 であり、再発率はパニック障害+広場恐怖:0.55、 パニック障害:0.54、全般性不安障害:0.38、社交不安障害:0.34であった(Keller MB、2006)。すなわち、パニック障害は寛解率も再発率も最も高く、社交不安障害は寛解率も再発率も最も低かった。


【疫学】
【疫学】

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