「小脳によるタイミング制御」の版間の差分

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[[Image:Yamazaki Nagao 図1rev.jpg|thumb|250px|<b>図1. 小脳によるタイミング制御を調べるのに用いられる課題</b><br />(A) 回内・回外運動課題、(B) タッピング課題、(C) 時間長弁別課題、(D) Voice Onset Time (VOT)。]]<br>  
[[Image:Yamazaki Nagao 図1rev.jpg|thumb|250px|<b>図1. 小脳によるタイミング制御を調べるのに用いられる課題</b><br />(A) 回内・回外運動課題、(B) タッピング課題、(C) 時間長弁別課題、(D) Voice Onset Time (VOT)。]]<br>  
 一般的に、小脳が障害されると運動の速度が遅くなるとともに運動のリズムが不正確になる 。運動のタイミングに関して、以下のような検査法が知られている<ref name="ref1"><pubmed>12582062</pubmed></ref>。代表的な[[小脳症状]]に[[反復性拮抗不全]] (adiadochokinesis)がある(図1A)。これは例えば、手のひらをくるくる回すなどの[[主動筋]]と[[拮抗筋]]を交互に活動させる動作を行う時に、滑らかな一定のリズムで動かすことができないという症状であり、リズム形成の障害と考えられる。
 一般的に、小脳が障害されると運動の速度が遅くなるとともに運動のリズムが不正確になる 。運動のタイミングに関して、以下のような検査法が知られている<ref name="ref1"><pubmed>12582062</pubmed></ref>。代表的な[[小脳症状]]に[[反復性拮抗不全]] (adiadochokinesis)がある(図1A)。これは例えば、手のひらをくるくる回すなどの[[主動筋]]と[[拮抗筋]]を交互に活動させる動作を行う時に、滑らかな一定のリズムで動かすことができないという症状であり、リズム形成の障害と考えられる。


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