「マイクロニューログラム」の版間の差分

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2.各種神経活動の同定方法とその特徴
2.各種神経活動の同定方法とその特徴
マイクロニューログラム法によって記録される神経発射活動は、例えば神経活動が誘発される皮膚の受容野(単一神経活動が皮膚表面の変形刺激によって反応しうる皮膚領域)や筋の伸張・弛緩、心拍との同期性や発汗、血圧変動との関係性をもとに、神経線維の種類を同定していく。そして、この後、各研究の目的に応じた計測を行うことになる。電極刺入後、複合神経活動記録時(様々な単一神経活動が、複合的に記録電極から同時記録されてしまうこと)においては、その支配部位や受容野を特定することは困難であるが、わずかに電極の位置を調節し、単一神経活動を導出することにより、その同定が可能となる。また、必要に応じて、インパルスの形状およびその振幅をもとに単一神経活動の同一性を判別するテンプレートマッチング法も使われる。以下に各種神経活動の同定方法とその特徴について述べる。
マイクロニューログラム法によって記録される神経発射活動は、例えば神経活動が誘発される皮膚の[[受容野]](単一神経活動が皮膚表面の変形刺激によって反応しうる皮膚領域)や筋の伸張・弛緩、心拍との同期性や発汗、血圧変動との関係性をもとに、神経線維の種類を同定していく。そして、この後、各研究の目的に応じた計測を行うことになる。電極刺入後、複合神経活動記録時(様々な単一神経活動が、複合的に記録電極から同時記録されてしまうこと)においては、その支配部位や受容野を特定することは困難であるが、わずかに電極の位置を調節し、単一神経活動を導出することにより、その同定が可能となる。また、必要に応じて、インパルスの形状およびその振幅をもとに単一神経活動の同一性を判別するテンプレートマッチング法も使われる。以下に各種神経活動の同定方法とその特徴について述べる。


2-1求心性神経活動
2-1求心性神経活動

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