「量子仮説」の版間の差分

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英:quantal hypothesis 同義語:量子説、素量説  
英:quantal hypothesis 同義語:量子説、素量説  


量子仮説は、脳・神経科学においては1950年代にKatzらが提唱した神経細胞の情報伝達に関する仮説であり、離散的性質(量子性)をもつ神経系の情報伝達の仕組みを説明する重要な概念である。一方物理学分野においては、1900年にプランクが提唱した光のエネルギーにみられる量子性に関する概念を量子仮説と呼び、後に大きく発展した量子論の基礎として頻繁に用いられるため、注意を要する。
量子仮説は、脳・神経科学においては1950年代にKatzらが提唱した神経細胞の情報伝達に関する仮説であり、離散的性質(量子性)をもつ神経系の情報伝達の仕組みを説明する重要な概念である<ref>'''クフラー、ニコルス、マーチン''' <br> ニューロンから脳へ 神経生物学入門 第2版<br> ''廣川書店'':1988 </ref>
。一方物理学分野においては、1900年にプランクが提唱した光のエネルギーにみられる量子性に関する概念を量子仮説と呼び、後に大きく発展した量子論の基礎として頻繁に用いられるため、注意を要する。


== 量子的伝達物質放出の発見  ==
== 量子的伝達物質放出の発見  ==
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== 参考文献  ==
== 参考文献  ==
<references /> 金子昭道、小幡邦彦、立花政夫 共訳 ニューロンから脳へ 神経生物学入門 第2版
<references />  


(執筆者:川口 真也、坂場 武史、担当編集委員:柚崎 通介)
(執筆者:川口 真也、坂場 武史、担当編集委員:柚崎 通介)
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