「ミリストイル化」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
25行目: 25行目:
 ''N''-ミリストイル化を受けるタンパク質は非常に多岐にわたる。Srcキナーゼファミリー、ホスファターゼ、GTP結合タンパク質、カルシウム結合タンパク質、膜結合タンパク質などが同定されている。また、ウィルス構成タンパク質やバクテリア由来タンパク質も''N''-ミリストイル化を受けることが知られている。主な''N''-ミリストイル化タンパク質を表に示す。<br> 近年、アポトーシスの際にカスパーゼによる切断後に''N''-ミリストイル化されるタンパク質の同定が盛んに進められている。アポトーシス促進因子であるBIDや細胞骨格のβ-アクチン(β-actin)はこれらに属する。カスパーゼにより誘導される主なミリストイル化タンパク質を表の下段に示す。<br>  ''N''-ミリストイル化タンパク質はインターネット上でデータベース化されており、MYRbase (http://mendel.imp.ac.at/myristate/ ) から閲覧可能である。また、MYRbaseではミリストイル化タンパク質の予測をおこなうことができるので参照されたい。  
 ''N''-ミリストイル化を受けるタンパク質は非常に多岐にわたる。Srcキナーゼファミリー、ホスファターゼ、GTP結合タンパク質、カルシウム結合タンパク質、膜結合タンパク質などが同定されている。また、ウィルス構成タンパク質やバクテリア由来タンパク質も''N''-ミリストイル化を受けることが知られている。主な''N''-ミリストイル化タンパク質を表に示す。<br> 近年、アポトーシスの際にカスパーゼによる切断後に''N''-ミリストイル化されるタンパク質の同定が盛んに進められている。アポトーシス促進因子であるBIDや細胞骨格のβ-アクチン(β-actin)はこれらに属する。カスパーゼにより誘導される主なミリストイル化タンパク質を表の下段に示す。<br>  ''N''-ミリストイル化タンパク質はインターネット上でデータベース化されており、MYRbase (http://mendel.imp.ac.at/myristate/ ) から閲覧可能である。また、MYRbaseではミリストイル化タンパク質の予測をおこなうことができるので参照されたい。  


[[Image:Myristoylation Table.png|thumb|left|269x140px|表 主なN-パルミトイル化タンパク質]]<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
[[Image:Myristoylation Table.png|thumb|left|269x140px|表 主なN-パルミトイル化タンパク質]]<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>


== ''N''-ミリストイル化酵素  ==
== ''N''-ミリストイル化酵素  ==
53行目: 53行目:
[[Image:Myristoylation Fig3.png|thumb|left|393x204px|図3 N-ミリストイル化タンパク質の膜結合機構]]<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
[[Image:Myristoylation Fig3.png|thumb|left|393x204px|図3 N-ミリストイル化タンパク質の膜結合機構]]<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>


<br>
<br><br><br>


== ''N''-ミリストイル化タンパク質の検出方法  ==
== ''N''-ミリストイル化タンパク質の検出方法  ==
39

回編集

案内メニュー