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シグナル伝達兼転写活性化因子3

190 バイト追加, 2012年11月30日 (金) 09:35
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== 構造 ==
[[Image:STAT3-1.jpg|thumb|350px|'''図1.STAT3の構造'''<br>SH2ドメインは信号伝達鎖内のリン酸化チロシン残基を認識、結合する機能を持つ。コイルド-コイルドメインは4つのα-ヘリックスから成り、STAT3がSH2ドメインを介して信号伝達鎖と結合し、活性化されるために必須な領域として知られる。核局在化シグナル(NLS)は細胞質内で二量体化したSTAT3が核内に輸送されるために必要な配列である。DNA結合ドメインは活性化STAT3が標的DNA配列に結合する役割を有する。ヘリックスから成り、STAT3がSH2ドメインを介して信号伝達鎖と結合し、活性化されるために必須な領域として知られる<ref><pubmed> 12746441 </pubmed></ref>。核局在化シグナル(NLS)は細胞質内で二量体化したSTAT3が核内に輸送されるために必要な配列である。DNA結合ドメインは活性化STAT3が標的DNA配列に結合する役割を有する。]]
 STAT3は[[wikipedia:ja:マウス|マウス]]では770アミノ酸残基から構成される。[[wikipedia:ja:SH2ドメイン|SH2ドメイン]]は信号伝達鎖内のリン酸化チロシン残基を認識、結合する機能を持つ。[[wikipedia:ja:コイルド-コイルドメイン|コイルド-コイルドメイン]]は4つの[[wikipedia:ja:α-ヘリックス|α-ヘリックス]]から成り、STAT3がSH2ドメインを介して信号伝達鎖と結合し、活性化されるために必須な領域として知られる。[[wikipedia:ja:核局在化シグナル|核局在化シグナル]](nuclear localization signal, NLS)は[[wikipedia:ja:細胞質|細胞質]]内で二量体化したSTAT3が核内に輸送されるために必要な配列である。DNA結合ドメインは活性化STAT3が標的[[wikipedia:ja:DNA|DNA]]配列に結合する役割を有する。またリン酸化を受けることでSTAT3の活性に関わる705番目のチロシン残基と727番目のセリン残基を有する。 チロシンリン酸化されたSTAT3分子はホモ二量体あるいは異なるSTATファミリー分子間でヘテロ二量体を形成する。図1には例として、マウスSTAT3の構造を示した。
== 発現 ==
 マウスの[http://mouse.brain-map.org/experiment/show/2637 STAT3]は胎生11日目からその発現が確認される。成体においては、は脳、心臓、肝臓、腎臓、脾臓、胸腺など身体組織全体で広範囲に発現が確認される<ref><pubmed> 7545930 </pubmed></ref>。胎生11日目からその発現が確認される。成体においては、[[大脳皮質]]や[[嗅球]]などを含む脳組織全体や脊髄などの、脳以外の[[中枢神経系]] (central nervous system, CNS) 組織、末梢神経系peripheral nervous sysrem (PNS) 組織で発現が観察される。神経系でSTAT3を発現する細胞はニューロン、[[アストロサイト]]、神経幹細胞 (neural stem cell, NSC) などである。また細胞内において通常は細胞質内に局在するが、サイトカインシグナルにより二量体化したSTAT3は局在が核へ移行する<ref><pubmed> 10407422 </pubmed></ref>。
[[Image:STAT3-2.jpg|thumb|350px|'''図2.IL-6ファミリーサイトカイン群と受容体'''<br>IL-6ファミリーサイトカインはそれぞれに特異的な受容体に結合し、共通信号伝達鎖gp130を含んだ受容体複合体を形成する。IL-6受容体(IL-6R)、IL-11R、CNTFRは可溶性の形態(sIL-6R、sIL-11R、sCNTFR)でも受容体複合体形成を可能とする。IL-6、IL-11はgp130同士のホモ二量体、LIF、CNTF、CT-1はgp130/LIFRとのヘテロ二量体形成を誘導する。CT-1受容体(CT-1R)はCT-1の結合によりgp130/LIFRとのヘテロ二量体を形成する。OSMはOSMRまたはLIFRとgp130とのヘテロ二量体化を誘導する。]]
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