「体性感覚」の版間の差分

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=== 温度感覚器  ===
=== 温度感覚器  ===


 身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の6倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い(前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 )。24~30℃の間では0.5~1℃の弁別が可能であり、体表全体の温度変化ならば0.01℃の差を弁別できる。[[冷受容器]](冷線維)と[[温受容器]](温線維)があり、それぞれ15~33℃、33~45℃の刺激に反応する。これらの範囲外の温度には[[痛覚]]が生じる。  
 身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の6倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い(前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 <ref>''Strughold, H., & Porz, R.''Density of cold sports on the skin of the human body. Zeitschrift für Biologie, 91, 563-571:1931</ref>)。24~30℃の間では0.5~1℃の弁別が可能であり、体表全体の温度変化ならば0.01℃の差を弁別できる。[[冷受容器]](冷線維)と[[温受容器]](温線維)があり、それぞれ15~33℃、33~45℃の刺激に反応する。これらの範囲外の温度には[[痛覚]]が生じる。  


=== 侵害受容器 ===
=== 侵害受容器 ===
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