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*げっ歯類の体性感覚についてのご解説があればと思います。 | *げっ歯類の体性感覚についてのご解説があればと思います。 | ||
--[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月6日 (木) 01:32 (JST) | --[[利用者:WikiSysop|Yasunori Hayashi]] 2012年12月6日 (木) 01:32 (JST) | ||
==担当編集委員 藤田一郎 コメント== | |||
(1)皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 べていただけますでしょうか。 | |||
(2)RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック | |||
お願いできますでしょうか。 | |||
(3)ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう | |||
お願いします。 | |||
(4)マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。 | |||
(5)温度感覚器:「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか(どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか)。 | |||
(6)かゆみ:「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激(ヒスタミン)等で引き起こされる」とありますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。 | |||
(7)深部感覚受容器:「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。 | |||
(8)体性感覚皮質:第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげていただけますでしょうか。 | |||
== 著者 橋本 照男より返答 == | |||
webページ上で行った加筆・修正を「」に記載しました。 | |||
> (1)皮膚感覚受容器の説明ですが、これらが自由神経終末であること、これら の細胞体が後根神経節や脳神経節に存在することなどの概要を、まず、冒頭で述 > べていただけますでしょうか。 | |||
「触覚や振動覚に関わる受容細胞構造が明確なものと、主に温度感覚や痛覚に関わる自由神経終末がある。適刺激による分類、順応による分類がある。皮膚感覚受容器の興奮を伝える末梢神経は後根神経節にある偽単極型神経細胞の軸索である。末梢神経には有髄と無髄があり、有髄神経では太いほど伝導速度が速い。」 | |||
> (2)RAI、SAIの略語のIは何を略したものでしょうか。rapid adapting, slow adaptingそれぞれの後ろにIの示す内容を記すことは可能でしょうか。また、 rapidly adapting, slowly adaptingの方が正しいかもしれません。チェック | |||
> お願いできますでしょうか。 | |||
Iを1、IIを2に変更しました。またrapidly, slowlyと修正しました。 | |||
> (3)ここで言う順応が何を意味するのかを説明に加えてくださいますよう | |||
> お願いします。 | |||
「刺激に対する応答のなれ(順応)が速い」 | |||
> (4)マイスナー小体、メルケル盤、パチニ小体、ルフィニ終末それぞれに英語 を加えてくださいますでしょうか。 | |||
加えました。 | |||
> (5)温度感覚器:「身体部位によって密度が異なり」とありますがどのように 異なるのでそうか。「また一定の面積に刺激がある温感が生じると考えられてい る」とはどういう意味でしょうか。前文との間に関係はありますでしょうか。冷 点は温点より圧倒的に多いとのことですが、定量的記述が可能でしょうか(どの 位の密度であるとか、冷点が温点の何倍の密度を持つとか)。 | |||
「身体部位によって密度が異なり、たとえば口唇は足裏の6倍の密度である。また刺激される範囲が広いほど温感が強くなることから、一定の面積に刺激があると温感が生じると考えられている。冷たいと感じる点である[[冷点]]は[[温点]]よりも圧倒的に多い(前腕の温点と冷点の密度はそれぞれ約0.24/cm2、7/cm2 <ref>)」 | |||
> (6)かゆみ:「痛覚と共通する点が多い」とありますが、何が共通であるかを ご記述ください。また、「化学刺激(ヒスタミン)等で引き起こされる」とあり ますが、外来の化学刺激と、内在性放出物質であるヒスタミンの記述をわけて、 記述いただけますでしょうか。 | |||
「痛覚と共通する点が多く、Aδ線維とC線維によって伝えられ、化学刺激等で引き起こされる。ヒスタミンはかゆみを誘発する。 」 | |||
> (7)深部感覚受容器:「筋紡錘」、「ゴルジ腱器官」の内容説明をお願いいた します。関節にある深部感覚器官は何と呼ばれるのでしょうか。 | |||
「筋([[筋紡錘(錘内筋線維と感覚性・運動性神経)]])、腱([[ゴルジ腱器官(筋と腱の接合部と腱の中にある線維束)]])、関節(関節受容器)にあり、それぞれの伸縮により刺激され」 | |||
> (8)体性感覚皮質:第二段落、第三段落の最終文に、それぞれ引用文献をあげ ていただけますでしょうか。 | |||
加えました。 | |||
== 担当編集委員 藤田一郎 コメント続き == | |||
「 | |||
上記(1)ですが、三叉神経を介した痛みの受容経路についても記述を足していただけますか。前回、私のコメントで、後根神経節と「脳神経節」と書いたのは、この点を述べていました。 |