「新近性判断」の版間の差分

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英語名:recency judgment
英語名:recency judgment


 時間順序判断をする際に、より現在に近いほうを判断することを指す。刺激系列の中から後に経験した刺激を同定する、もしくは継時的に呈示された複数の刺激系列の中から後の刺激系列中の刺激を同定することである。  
 時間順序判断をする際に、より現在に近いほうを判断することを指す。刺激系列の中から後に経験した刺激を同定する、もしくは継時的に呈示された複数の刺激系列の中から後の刺激系列中の刺激を同定することである。


== 概要 ==
== 概要 ==


 現在からの遠さ、系列内の位置、相対的時間(前後関係)などに基づいて新近性判断がなされ、時間が記憶されているわけではないと考えられている<ref>'''Friedman, W.J.'''<br>''Memory for the time of past events. Psychol Bull, 113, 44-66.'':1993</ref>。時間経過により[[記憶]]“強度”が低下し、その”強度”に基づいて新近性判断がされるという仮説は否定されている<ref name=ref2><pubmed> 16524002 </pubmed></ref>。また、系列内の順序判断と系列間の順序判断には別のメカニズムが働くことが示唆されている<ref name=ref2 />。
 再認記憶課題において、複数の刺激が既知刺激であることを正確に判断できるだけでなく、さらにそれらの間の呈示順序判断ができることが、詳細な想起ができているとみなされる。現在からの遠さ、系列内の位置、相対的時間(前後関係)などに基づいて新近性判断がなされ、時間が記憶されているわけではない<ref>'''Friedman, W.J.'''<br>''Memory for the time of past events. Psychol Bull, 113, 44-66.'':1993</ref>。また、系列内の順序判断と系列間の順序判断には別のメカニズムが働くことが示唆されている<ref name=ref2 />。場所は良く記憶される一方、時間は別の出来事との相対的関係、新近性判断により評価されることが多い。時間経過により[[記憶]]“強度”が低下し、その”強度”に基づいて新近性判断がされるという仮説は否定されている<ref name=ref2><pubmed> 16524002 </pubmed></ref>。


== 系列位置効果 ==
== 系列位置効果 ==
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== 神経基盤 ==
== 神経基盤 ==


 単なる再認とは異なることが脳画像研究から<ref><pubmed> 12417679 </pubmed></ref>も[[損傷研究]]<ref><pubmed> 9460723 </pubmed></ref>からも知られており、系列位置や前後関係など、より情報を特定する必要がある。情報源(ソース)や詳細の想起と同様に、[[前頭葉]]-[[頭頂葉]]のネットワークが関係している。また、刺激と結びついた時間順序情報を想起するのに[[海馬]]が関わっていると考えられている。
 単なる再認とは異なることが脳画像研究から<ref><pubmed> 12417679 </pubmed></ref>も[[損傷研究]]<ref><pubmed> 9460723 </pubmed></ref>からも知られており、系列位置や前後関係など、より情報を特定する必要がある。情報源sourceや詳細の想起と同様に、[[前頭葉]]-[[頭頂葉]]のネットワークが関係している。また、刺激と結びついた時間順序情報を想起するのに[[海馬]]が関わっていると考えられている。


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
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