「シルドプロット」の版間の差分

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 シルドプロットを作成した結果、傾きを1とする直線が得られない場合は、解析の前提となる条件が成立していないものと判断される。主な要因としては以下のことが考えられる。  
 シルドプロットを作成した結果、傾きを1とする直線が得られない場合は、解析の前提となる条件が成立していないものと判断される。主な要因としては以下のことが考えられる。  


・受容体タンパク質上の拮抗薬の結合部位が、作動薬の結合部位と異なる場合(=[[アロステリック]]結合部位に結合して作用する[[非拮抗阻害薬]])  
・受容体タンパク質上の拮抗薬の結合部位が、作動薬の結合部位と異なる場合(=[[アロステリック]]結合部位に結合して作用する[[非拮抗阻害作用]])  


・拮抗薬の受容体への結合が不可逆的である場合  
・拮抗薬の受容体への結合が不可逆的である場合  
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・リガンド親和性の異なる複数の受容体サブタイプが発現している場合<ref><pubmed>17079019</pubmed></ref>  
・リガンド親和性の異なる複数の受容体サブタイプが発現している場合<ref><pubmed>17079019</pubmed></ref>  


・測定条件下においてリガンド-受容体結合が[[平衡]]に達していなかった場合(組織/細胞がリガンドの取込み機構を有している場合など)  
・測定条件下においてリガンド-受容体結合が[[平衡]]に達していなかった場合(組織/細胞がリガンドの取込み機構を有している場合など)


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==

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