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【定義】 神経管(neural tube)の形成不全・脊索の異常等により生じる背側正中部における椎骨の異常、特に左右椎弓が分離した病態を指す(図1)。神経管閉鎖障害(neural tube defects ; NTDs)に伴い生じる事が多いため、一般的に脊髄の神経管閉鎖障害である脊髄髄膜瘤(myelomeningocele)あるいは脊髄裂(myeloschisis)を指して使用される場合がある。 | |||
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【疫学】 ヒトにおける疫学について脊髄髄膜瘤に関して述べると、発生率には地域差があるが、本邦での発生頻度は70年代には0.01-0.02%であったが、90年代以降、0.04%前後と増加傾向にある。英国では70年代0.15%程度であったが、90年代には0.02%程度と減少傾向にあり、 | 【疫学】 ヒトにおける疫学について脊髄髄膜瘤に関して述べると、発生率には地域差があるが、本邦での発生頻度は70年代には0.01-0.02%であったが、90年代以降、0.04%前後と増加傾向にある。英国では70年代0.15%程度であったが、90年代には0.02%程度と減少傾向にあり、 | ||
諸外国では葉酸の予防投与などの啓蒙活動などが一定の成果を上げていると推察される。一方、本邦で増加傾向にある原因は不明である[3]。 | 諸外国では葉酸の予防投与などの啓蒙活動などが一定の成果を上げていると推察される。一方、本邦で増加傾向にある原因は不明である[3]。 | ||
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(8) Adzick NS: A randomized trial of prenatal versus post natal repair of myelomeningoceele. N Eng J Med. 2011; 264(11): 993-1004 | (8) Adzick NS: A randomized trial of prenatal versus post natal repair of myelomeningoceele. N Eng J Med. 2011; 264(11): 993-1004 | ||
英語名:spina bifida<br>同義語:脊椎閉鎖不全症(spinal dysraphism) | |||
(執筆者:馬場庸平・金村米博 担当編集委員:岡野栄之) |
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