9,444
回編集
細編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
5行目: | 5行目: | ||
Kraepelin E.はその教科書の中で、精神疾患が当時の状況では(現状でもそうかもしれないが)原因論的に分類することが難しいこと、Wernicke K.による脳局在論的疾患分類への言及を行い、自身の分類とは異なるものが十分あり得ることを認めた上で、精神疾患の分類の試案として | Kraepelin E.はその教科書の中で、精神疾患が当時の状況では(現状でもそうかもしれないが)原因論的に分類することが難しいこと、Wernicke K.による脳局在論的疾患分類への言及を行い、自身の分類とは異なるものが十分あり得ることを認めた上で、精神疾患の分類の試案として | ||
{| class="wikitable" | |||
|- | |||
| 1. 脳外傷の際の精神病 | |||
|- | |||
| 2. 脳病の際の精神病 | |||
|- | |||
| 3. 中毒(急性・慢性 ここにはいくつかの代謝性物質によるものが含まれる) | |||
|- | |||
| 4. 伝染病性精神病 | |||
|- | |||
| 5. 梅毒性精神病 | |||
|- | |||
| 6. 進行性麻痺 | |||
|- | |||
| 7. 老年性、初老性精神病 | |||
|- | |||
| 8. 甲状腺性精神病 | |||
|- | |||
| 9. 内因性鈍化(早発性痴呆 パラフレニー) | |||
|- | |||
| 10. てんかん性精神病 | |||
|- | |||
| 11. [[躁鬱病]] | |||
|- | |||
| 12. 心因性疾患 | |||
|- | |||
| 13. ヒステリー | |||
|- | |||
| 14. パラノイア | |||
|- | |||
| 15. 生来性疾病諸状態(神経質・強迫神経症など) | |||
|- | |||
| 16. 精神病質人格 | |||
|- | |||
| 17. 全般精神発育抑制 | |||
|- | |||
|} | |||
を挙げており、これらのうち、1から8までは器質性および症状精神病、中毒性精神病を含む外因性精神病に分類される。 | を挙げており、これらのうち、1から8までは器質性および症状精神病、中毒性精神病を含む外因性精神病に分類される。 |