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Kenjikansaku (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
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<font size="+1">[http://researchmap.jp/hrk 大良 宏樹]、[http://researchmap.jp/kenjikansaku 神作 憲司]</font><br> | |||
''国立障害者リハビリテーションセンター研究所 脳機能系障害研究部''<br> | |||
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年4月23日 原稿完成日:2012年8月31日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0048432 定藤 規弘](自然科学研究機構 生理学研究所 大脳皮質機能研究系)<br> | |||
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英:concept of number/quantity | 英:concept of number/quantity | ||
{{box|text= | |||
数・量の概念は、[[wikipedia:ja:哲学|哲学]]や[[wikipedia:ja:心理学|心理学]]の関連分野でも扱われてきたが、脳科学では、対象から、数さらには量に関わる概念を作り出し、それを操作する際の脳内情報処理過程についてを主に扱う。数の概念の要素として、量(quantity)、順序(rank)、ラベル(label)の3つがあげられている(図)<ref name="Nieder2005"><pubmed>15711599</pubmed></ref>。 | 数・量の概念は、[[wikipedia:ja:哲学|哲学]]や[[wikipedia:ja:心理学|心理学]]の関連分野でも扱われてきたが、脳科学では、対象から、数さらには量に関わる概念を作り出し、それを操作する際の脳内情報処理過程についてを主に扱う。数の概念の要素として、量(quantity)、順序(rank)、ラベル(label)の3つがあげられている(図)<ref name="Nieder2005"><pubmed>15711599</pubmed></ref>。 | ||
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[[Image:Nieder_Figure.JPG|thumb|right|400px|'''図: 数の概念'''<br>Niederらは、陸上競技の写真を例に数・量の概念を説明している。この4人の陸上選手が並んでいる写真には、量、順序、ラベルの要素を含んでいる。まず「4人」というのが量の要素にあたる。また、右端の選手に注目した場合に「4番目」ということができる。これが順序の要素にあたる。右端の選手は、「968番」のゼッケンをつけている。これがラベルの要素にあたる。ラベルは、個体認識や分類のための番号であり、直接的には量や順序との対応を持たなくともよい。文献<ref name="Nieder2005" />より著者および出版社の許可を得て引用。]] | [[Image:Nieder_Figure.JPG|thumb|right|400px|'''図: 数の概念'''<br>Niederらは、陸上競技の写真を例に数・量の概念を説明している。この4人の陸上選手が並んでいる写真には、量、順序、ラベルの要素を含んでいる。まず「4人」というのが量の要素にあたる。また、右端の選手に注目した場合に「4番目」ということができる。これが順序の要素にあたる。右端の選手は、「968番」のゼッケンをつけている。これがラベルの要素にあたる。ラベルは、個体認識や分類のための番号であり、直接的には量や順序との対応を持たなくともよい。文献<ref name="Nieder2005" />より著者および出版社の許可を得て引用。]] | ||
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== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
<references /> | <references /> | ||