「電流源密度推定法」の版間の差分

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<font size="+1">伊藤 淳司</font><br>
''Institute of Neuroscience and Medicine (INM-6), Forschungszentrum Jülich, Germany''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年5月1日 原稿完成日:2012年8月15日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/ichirofujita 藤田 一郎](大阪大学 大学院生命機能研究科)<br>
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英語名:current source density estimaiton, CSD estimation, current source density analysis, current source density method  
英語名:current source density estimaiton, CSD estimation, current source density analysis, current source density method  


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 電流源密度推定法とは、脳内の多点から[[細胞外記録]]された[[局所場電位]](local field potential, LFP)信号を用いて、脳内の電流源の分布を推定する手法である。細胞外空間における電流源は、[[神経細胞]]の[[膜電流]]に由来して発生する。膜電流の変化を引き起こす生理学過程は多数考えられるが、後述のように、それらのうちLFP信号に反映されるのは、主に[[興奮性シナプス後電位]](excitatory post-synaptic potential, EPSP)により誘起される膜電流である。よって、本稿に記述する手法により推定される電流源分布は、主に[[興奮性シナプス]]活動の空間分布を反映すると考えられている。  
 電流源密度推定法とは、脳内の多点から[[細胞外記録]]された[[局所場電位]](local field potential, LFP)信号を用いて、脳内の電流源の分布を推定する手法である。細胞外空間における電流源は、[[神経細胞]]の[[膜電流]]に由来して発生する。膜電流の変化を引き起こす生理学過程は多数考えられるが、後述のように、それらのうちLFP信号に反映されるのは、主に[[興奮性シナプス後電位]](excitatory post-synaptic potential, EPSP)により誘起される膜電流である。よって、本稿に記述する手法により推定される電流源分布は、主に[[興奮性シナプス]]活動の空間分布を反映すると考えられている。  
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== 原理  ==
== 原理  ==
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<references/>
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(執筆者:伊藤淳司 担当編集委員:藤田一郎)

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