「有芯小胞」の版間の差分

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 [[シナプス小胞]](synaptic vesicle, SV)は[[カルシウムチャネル]]近傍に分布しているが、有芯小胞はカルシウムチャネルから数百nm離れたところに分布していることが知られている。そのため、シナプス小胞が分泌されるには100μM以上のカルシウム濃度上昇が必要だが、有芯小胞の分泌は10μM程度のカルシウム濃度上昇に応じて細胞膜と融合することが知られている<ref><pubmed>10856612</pubmed></ref>。また、caged-Ca<sup>2+</sup>を用いた実験によって、有芯小胞分泌の時定数が明らかになってきているが、シナプス小胞より遅く、細胞種ごとに分泌の速度が大きく異なることが分かっている(図)<ref><pubmed>10092049</pubmed></ref>。
 [[シナプス小胞]](synaptic vesicle, SV)は[[カルシウムチャネル]]近傍に分布しているが、有芯小胞はカルシウムチャネルから数百nm離れたところに分布していることが知られている。そのため、シナプス小胞が分泌されるには100μM以上のカルシウム濃度上昇が必要だが、有芯小胞の分泌は10μM程度のカルシウム濃度上昇に応じて細胞膜と融合することが知られている<ref><pubmed>10856612</pubmed></ref>。また、caged-Ca<sup>2+</sup>を用いた実験によって、有芯小胞分泌の時定数が明らかになってきているが、シナプス小胞より遅く、細胞種ごとに分泌の速度が大きく異なることが分かっている(図)<ref><pubmed>10092049</pubmed></ref>。


== 参照文献 ==
== 参考文献 ==


<references />
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