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<font size="+1">佐々木 奈都、金村 米博</font><br> | |||
''独立行政法人国立病院機構大阪医療センター''<br> | |||
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年4月8日 原稿完成日:2013年月日<br> | |||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/okanolab 岡野 栄之](慶應義塾大学 医学部)<br> | |||
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英語名:anencephaly | 英語名:anencephaly | ||
同義語:無脳体、無脳児 | 同義語:無脳体、無脳児 | ||
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無脳症とは、[[神経管閉鎖障害]](neural tube defects ; NTDs)に属する最も重度な奇形で、[[wikipedia:ja:頭蓋|頭蓋]]の形成がなく脳実質を欠く病態である。初期には無頭蓋のみで脳組織の存在するものもあるが、子宮内で次第に損傷され消失すると考えられる。[[wikipedia:ja:超音波断層法|超音波断層法]]で頭蓋冠の欠如を認めることから出生前診断は容易である。重度の欠損のため生存は困難である。児は出生時に生存していたとしても数時間以内に亡くなるが、数日から数週生存する場合もある。 | 無脳症とは、[[神経管閉鎖障害]](neural tube defects ; NTDs)に属する最も重度な奇形で、[[wikipedia:ja:頭蓋|頭蓋]]の形成がなく脳実質を欠く病態である。初期には無頭蓋のみで脳組織の存在するものもあるが、子宮内で次第に損傷され消失すると考えられる。[[wikipedia:ja:超音波断層法|超音波断層法]]で頭蓋冠の欠如を認めることから出生前診断は容易である。重度の欠損のため生存は困難である。児は出生時に生存していたとしても数時間以内に亡くなるが、数日から数週生存する場合もある。 | ||
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== 病態 == | == 病態 == | ||
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== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
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