「ランヴィエ絞輪」の版間の差分

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==分子==
==分子==
 ランヴィエの絞輪部には[[足場蛋白質]]としてスペクトリン、アンキリンGが存在する。これらを足場としてNav1.6、KCNQ等のチャネルやNa-K-ATPaseが集積する。この状況は、initial segmentと似ており、その相同性が示されている。パラノード部には、caspr, neruofasin などの接着分子が発現する。juxtaparanodeにはKv1.1、Kv1.2,などの[[電位依存性カリウムチャネル]]が存在する5, 6(図3)。Na+チャネル、[[K+チャネル]]がこのように空間的に相補的な発現をする事の生理学的意義については議論が続けられている。
 ランヴィエの絞輪部には[[足場タンパク質]]として[[スペクトリン]]、[[アンキリンG]]が存在する。これらを足場として[[Nav1.6]]、[[KCNQ]]等のチャネルや[[Na+-K+-ATPase|Na<sup>+</sup>-K<sup>+</sup>-ATPase]]が集積する。この状況は、[[軸索起始部]]と似ており、その相同性が示されている。パラノード部には、[[caspr]], [[neurofasin]] などの[[接着分子]]が発現する。傍パラノード部には[[Kv1.1]]、[[Kv1.2]],などの[[電位依存性カリウムチャネル]] (K<sup>+</sup>チャネル)が存在する5, 6(図3)。Na<sup>+</sup>チャネル、K<sup>+</sup>チャネルがこのように空間的に相補的な発現をする事の生理学的意義については議論が続けられている。
 
==関連項目==
*[[髄鞘]]
*[[有髄線維]]

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