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アパシーは一定の臨床症状を示す症候群であり、その病態も上述のようにさまざまなものが考えられるので、治療も想定される病態に合わせたものが求められる。大まかには薬物療法と非薬物療法に分けられる。 | アパシーは一定の臨床症状を示す症候群であり、その病態も上述のようにさまざまなものが考えられるので、治療も想定される病態に合わせたものが求められる。大まかには薬物療法と非薬物療法に分けられる。 | ||
===薬物療法=== | ===薬物療法=== | ||
[[パーキンソン病]]などの[[ドーパミン]]神経系の異常が想定される患者では[[L-ドーパ]]<ref><pubmed> 23970460</pubmed></ref>や[[ロチゴチン]]<ref><pubmed>23557594</pubmed></ref> などの[[ドーパミン神経系]]を賦活する薬剤、[[アルツハイマー病]]や[[レビー小体型認知症]]などの[[アセチルコリン]]神経系の異常が想定される患者では[[ドネペジル]]<ref><pubmed> 20597141 </pubmed></ref>や[[ガランタミン]]<ref><pubmed> 14676468 </pubmed></ref>などのアセチルコリン神経系を賦活する薬剤や[[ | [[パーキンソン病]]などの[[ドーパミン]]神経系の異常が想定される患者では[[L-ドーパ]]<ref><pubmed> 23970460</pubmed></ref>や[[ロチゴチン]]<ref><pubmed>23557594</pubmed></ref> などの[[ドーパミン神経系]]を賦活する薬剤、[[アルツハイマー病]]や[[レビー小体型認知症]]などの[[アセチルコリン]]神経系の異常が想定される患者では[[ドネペジル]]<ref><pubmed> 20597141 </pubmed></ref>や[[ガランタミン]]<ref><pubmed> 14676468 </pubmed></ref>などのアセチルコリン神経系を賦活する薬剤や[[メチルフェニデート]]<ref><pubmed> 24021498 </pubmed></ref>の有効性が報告されている。治療効果の報告の多くはケースレポートやケースシリーズであるが、メチルフェニデイトやドネペジルなどでは少数ながらRCTの報告もある。 | ||
===非薬物療法=== | ===非薬物療法=== |