「Hodgkin-Huxley方程式」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
13行目: 13行目:
== ''m''<sup>3</sup>''h''と''n''<sup>4</sup>  ==
== ''m''<sup>3</sup>''h''と''n''<sup>4</sup>  ==


HodgkinとHuxleyは、voltage-clamp法を用いて活動電位に伴うNa<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>のコンダクタンス(通りやすさ、抵抗の逆数)の変化を定量的に解析し、Na<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>には別々の通り道があることを示した。そしてNa<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>のコンダクタンスがゲート(gate)により開閉されると考えた。
HodgkinとHuxleyは、voltage-clamp法を用いて活動電位に伴うNa<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>のコンダクタンス(通りやすさ、抵抗の逆数)の変化を定量的に解析し、Na<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>には別々の通り道があることを示した。そしてNa<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>のコンダクタンスが電位に依存的なゲート(gate)により開閉されると考えた。


*Na<sup>+</sup>チャネルは3つの活性化ゲート''m''と不活性化ゲート''h''により開閉される。  
*Na<sup>+</sup>チャネルは3つの活性化ゲート''m''と不活性化ゲート''h''により開閉される。  
33行目: 33行目:
----
----


''m''、''h''、''n''はTwo-stateモデルに従う値である。 開く速度定数αと閉じる速度定数βはいずれも電位に依存する。 HodgkinとHuxleyは''m''、''h''、''n''のそれぞれについていろいろな電位での αとβの値を実験的に測定し、それらを便宜的に次の数式で表した。これらの式は何かの理論より導きだされたものではない。
''m''、''h''、''n''はTwo-stateモデルに従う値である。 開く速度定数αと閉じる速度定数βはいずれも電位に依存する。 HodgkinとHuxleyは''m''、''h''、''n''のそれぞれについていろいろな電位での αとβの値を実験的に測定し、一連の実験値を便宜的に次の数式で表した。これらの式は何かの理論より導きだされたものではない。


::<math>\alpha_m = \frac{0.1(-V+25)}{\exp\left(\frac{-V+25}{10}\right)-1}</math>  
::<math>\alpha_m = \frac{0.1(-V+25)}{\exp\left(\frac{-V+25}{10}\right)-1}</math>  
54行目: 54行目:
OpenとClosedの2つの状態がある系で、他の状態に移る率が一定の場合、次の性質がある。<br>  
OpenとClosedの2つの状態がある系で、他の状態に移る率が一定の場合、次の性質がある。<br>  


*指数関数的に変化する
*指数関数的に変化し、一定の値に近づいていく。
*近づく値、変化の速さは、初期条件に依存しない<br>
*近づく値、変化の速さは、初期条件に依存しない。<br>


以下は数式的な説明。  
以下は数式的な説明。  
130行目: 130行目:
== 現在におけるHHモデル  ==
== 現在におけるHHモデル  ==


(未完成)  
(未完成)


== HH方程式を使ってみる  ==
== HH方程式を使ってみる  ==
66

回編集

案内メニュー