9,444
回編集
(ページの作成:「<div align="right"> <font size="+1">[http://researchmap.jp/kyosukekamada 鎌田 恭輔 ]</font><br> ''旭川医科大学脳神経外科 ''<br> DOI:<selfdoi /> ...」) |
細編集の要約なし |
||
3行目: | 3行目: | ||
''旭川医科大学[[脳神経]]外科 ''<br> | ''旭川医科大学[[脳神経]]外科 ''<br> | ||
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2015年6月4日 原稿完成日:2015年xx月xx日<br> | DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2015年6月4日 原稿完成日:2015年xx月xx日<br> | ||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/ | 担当編集委員:[http://researchmap.jp/read0080380 上口 裕之](独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター)<br> | ||
</div> | </div> | ||
13行目: | 13行目: | ||
==脳硬膜== | ==脳硬膜== | ||
脳硬膜は内層と外層の2層構造である。外層はいわゆる頭蓋骨内面の[[骨膜]]であるが、通常は内層と外層は強く癒着しており、これを脳硬膜と呼んでいる。小児や高齢者では頭蓋骨内面と硬膜外層は強く癒着している。一部、左右の硬膜内層が合わさり、[[大脳鎌]]・[[小脳鎌]]・[[小脳テント]]を形成して、[[大脳]]や[[小脳]]をコンパートメントに分け脳を保護している。硬膜内層と硬膜外層の間、または、硬膜内層と硬膜内層が合わさった部分に[[wikipedia:ja:静脈|静脈]]血が流れる管腔構造が存在する。これを[[硬膜静脈洞]]という。[[上矢状静脈洞]]、[[下矢状静脈洞]]、[[横静脈洞]]、[[S状静脈洞]]、[[海綿静脈洞]]、[[上錐体静脈洞|上]]/[[下錐体静脈洞]]がある。脳硬膜の正中部付近には[[くも膜顆粒]]が存在していて、[[脳脊髄液]]を静脈に戻す役割を果たしている。 | |||
==脊髄硬膜== | ==脊髄硬膜== | ||
脊髄硬膜は脳硬膜と違い、骨膜と癒着していない。脊髄硬膜と骨膜の間には静脈や[[wikipedia:ja:脂肪組織|脂肪組織]]が充満している。脊髄硬膜は上下の縦の線維方向であり、左右に引っ張って裂くことができる。 | |||
==参考文献== | ==参考文献== |