「副嗅覚系」の版間の差分

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(ページの作成:「<div align="right"> <font size="+1">[http://researchmap.jp/read0002217 市川 眞澄]</font><br> '' 公益財団法人東京都医学総合研究所 ''<br> DOI:<selfd...」)
 
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== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
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[[ファイル:副嗅覚系1.jpg|サムネイル|350px|右|'''図1 鋤鼻系(副嗅覚系)の概略図'''<br>(上)ネズミの頭部内概念図 鋤鼻系は鋤鼻器に始まり副嗅球を経て扁桃体内側部に至り、最後は視床下部に到達する神経路である。(下)上図1,2の横断面の片側を示した図 鋤鼻器は鼻中隔の前方底部に存在する。]]
図1 鋤鼻系(副嗅覚系)の概略図
[[ファイル:副嗅覚系2.jpg|サムネイル|350px|右|'''図2 ラットの鋤鼻器の横断面概略図(左側が外側、右側が内側を示す)および感覚上皮の組織像'''<br>支持細胞が密に存在する支持細胞層と鋤鼻受容細胞が散在する受容細胞層が観察できる。受容細胞の一つが茶色に染色されている。青矢印は細胞体、赤矢印は軸索を示す。]]
 (上)ネズミの頭部内概念図 鋤鼻系は鋤鼻器に始まり副嗅球を経て扁桃体内側部に至り、最後は視床下部に到達する神経路である。(下)上図1,2の横断面の片側を示した図 鋤鼻器は鼻中隔の前方底部に存在する。
[[ファイル:副嗅覚系3.jpg|350px|サムネイル|右|'''図3 ラット鋤鼻器感覚上皮表層部の電子顕微鏡像'''<br>電子密度が低く明るく見えるのが鋤鼻受容細胞、電子密度が高く暗く見えるのが支持細胞。]]
図2 ラットの鋤鼻器の横断面概略図(左側が外側、右側が内側を示す) および感覚上皮の組織像 支持細胞が密に存在する支持細胞層と鋤鼻受容細胞が散在する受容細胞層が観察できる。受容細胞の一つが茶色に染色されている。青矢印は細胞体、赤矢印は軸索を示す。
[[ファイル:副嗅覚系4.jpg|サムネイル|350px|右|'''図4 鋤鼻受容細胞(鋤鼻ニューロン)の副嗅球への投射様式'''<br>(左)分割型、(右)非分割型]]
 図3 ラット鋤鼻器感覚上皮表層部の電子顕微鏡像 電子密度が低く明るく見えるのが鋤鼻受容細胞、電子密度が高く暗く見えるのが支持細胞。 
[[ファイル:副嗅覚系5.jpg|サムネイル|350px|右|'''図5 図のタイトルをお願いします'''<br>(左)嗅球の矢状断面図 副嗅球(AOB)は嗅球の後背部に位置する。(中)副嗅球の組織像。層構造が確認できる。表層から、鋤鼻神経層(VNL)糸球体層(GL)、僧帽房飾細胞層(MTL)、[[有髄神経]]層(LOT)、顆粒細胞層(GRL)。(右)副嗅球の神経回路図。鋤鼻受容細胞の軸索である鋤鼻神経(VN)は、副嗅球へ進入し糸球体(glomerulus)で僧帽房飾細胞(MTC)とシナプスを形成し、高次中枢(Higher CNS)に軸索を投射している。またその樹状突起は顆粒細胞(gc)の樹状突起と相反性シナプス(Reciprocal synapse)を形成する。gc:糸球体周辺細胞、CF:遠心性線維]]
図4 鋤鼻受容細胞(鋤鼻ニューロン)の副嗅球への投射様式
[[ファイル:副嗅覚系6.jpg|サムネイル|350px|右|'''図6 相反性シナプスの概念図'''<br>僧帽房飾(MT)細胞の樹状突起から顆粒細胞樹状突起の方向性を有しグルタミン酸(Glutamate)を伝達物質とするシナプスと顆粒細胞から僧帽房飾細胞への方向性を有しGABAを伝達物質とするシナプスが隣接して存在している。]]
(左)分割型、(右)非分割型
[[ファイル:副嗅覚系7.jpg|サムネイル|350px|右|'''図7 ラット扁桃体内側核'''<br>(A)副嗅球からの投射部位を黒点で示す(矢印)。M:扁桃体内側核、OT:視索、(B)副嗅球からのトレーサー(HRP-WGA)の投射部位が黒く染色されている (矢印)、MAN:扁桃体内側核、OT:視索、(C)細胞内染色したニューロンが緑色で表されている。(D) Cのニューロンの拡大写真。]]
図5 (左)嗅球の矢状断面図 副嗅球(AOB)は嗅球の後背部に位置する。(中)副嗅球の組織像。層構造が確認できる。表層から、鋤鼻神経層(VNL)糸球体層(GL)、僧帽房飾細胞層(MTL)、[[有髄神経]]層(LOT)、顆粒細胞層(GRL)。(右)副嗅球の神経回路図。鋤鼻受容細胞の軸索である鋤鼻神経(VN)は、副嗅球へ進入し糸球体(glomerulus)で僧帽房飾細胞(MTC)とシナプスを形成し、高次中枢(Higher CNS)に軸索を投射している。またその樹状突起は顆粒細胞(gc)の樹状突起と相反性シナプス(Reciprocal synapse)を形成する。gc:糸球体周辺細胞、CF:遠心性線維
[[ファイル:副嗅覚系8.jpg|サムネイル|350px|右|'''図8 フェロモンと副嗅覚系・鋤鼻系の関係''']]
図6 相反性シナプスの概念図 僧帽房飾(MT)細胞の樹状突起から顆粒細胞樹状突起の方向性を有しグルタミン酸(Glutamate)を伝達物質とするシナプスと顆粒細胞から僧帽房飾細胞への方向性を有しGABAを伝達物質とするシナプスが隣接して存在している。
図7 ラット扁桃体内側核 (A)副嗅球からの投射部位を黒点で示す(矢印)。M:扁桃体内側核、OT:視索、(B)副嗅球からのトレーサー(HRP-WGA)の投射部位が黒く染色されている (矢印)、MAN:扁桃体内側核、OT:視索、(C)細胞内染色したニューロンが緑色で表されている。(D) Cのニューロンの拡大写真。
 
図8 フェロモンと副嗅覚系・鋤鼻系の関係

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