「シンタキシン」の版間の差分

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=== Munc-13 ===
=== Munc-13 ===
 Munc-13は、シンタキシンを閉構造から開構造へ変換することで、Munc18と結合したシンタキシンをSNARE複合体が形成できるようにする。このタンパク質間相互作用は、シナプス小胞のドッキングおよびプライミングに関与しているとされている。
 Munc-13は、シンタキシンを閉構造から開構造へ変換することで、Munc18と結合したシンタキシンをSNARE複合体が形成できるようにする<ref><pubmed>17645391</pubmed></ref> <ref><pubmed>21499244</pubmed></ref>。このタンパク質間相互作用は、シナプス小胞のドッキングおよびプライミングに関与しているとされている<ref><pubmed>18250196 </pubmed></ref><ref><pubmed>11460165</pubmed></ref>。
 
=== [[カルシウムチャネル]] ===
=== [[カルシウムチャネル]] ===
 シンタキシンは多様な[[カルシウム]]チャネルと結合する。中でもN型 カルシウムチャネルとの結合は良く調べられていて、チャネルの細胞質内ループ中のシンプリントsynprintと呼ばれる部位とシンタキシンのNペプチドがカルシウムイオン濃度依存性に結合する。また、これとは別にシンタキシンの膜貫通領域とその直前の細胞質領域が調節に関与している。Gタンパク質によるカルシウムチャネルの機能調節は、シンタキシンとG<sub>β</sub>とG<sub>γ</sub>からなるヘテロ二量体との直接結合により促進される。
 シンタキシンは多様な[[カルシウム]]チャネルと結合する。中でもN型 カルシウムチャネルとの結合は良く調べられていて、チャネルの細胞質内ループ中のシンプリントsynprintと呼ばれる部位とシンタキシンのNペプチドがカルシウムイオン濃度依存性に結合する。また、これとは別にシンタキシンの膜貫通領域とその直前の細胞質領域が調節に関与している。Gタンパク質によるカルシウムチャネルの機能調節は、シンタキシンとG<sub>β</sub>とG<sub>γ</sub>からなるヘテロ二量体との直接結合により促進される。
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