「頭痛」の版間の差分

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サイズ変更なし 、 2015年12月22日 (火)
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 頭痛の存在は確実であるが、正確な頭痛の分類に必要な情報が不足している場合には「詳細不明の頭痛」としてコード化しておく。
 頭痛の存在は確実であるが、正確な頭痛の分類に必要な情報が不足している場合には「詳細不明の頭痛」としてコード化しておく。


付記: 頭痛性疾患の同義語と用語の変遷について簡単に記す。頭痛名は国際頭痛分類第3版beta版に従うのが原則であり、特に頭痛研究、専門的頭痛診療では厳密に準拠して使用する必要がある。以前の文献には異なる名称が用いられていたものが多数あり、疾患理解の進歩、概念の変遷に伴い名称が変更されてきている。 
付記: 頭痛性疾患の同義語と用語の変遷について簡単に記す。頭痛名は国際頭痛分類第3版beta版に従うのが原則であり、特に頭痛研究、専門的頭痛診療では厳密に準拠して使用する必要がある。以前の文献には異なる名称が用いられていたものが多数あり、疾患理解の進歩、概念の変遷に伴い名称が変更されてきている。 
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* 片頭痛に関連する周期性症候群(episodic syndromes that may be associated with migraine)には、表2に示すごとく腹部片頭痛(abdominal migraine)や、良性発作性めまい(benign paroxysmal vertigo)が含まれる。これら頭痛以外の症状が発作性反復性に発現し片頭痛と同等と考えられるものを、片頭痛等価症(migraine equivalent)と記載されることがある。ICHD-2では小児周期性症候群(片頭痛に移行することが多いもの)[childhood periodic syndromes that are commonly precursor of migraine]として記載されていた。
* 片頭痛に関連する周期性症候群(episodic syndromes that may be associated with migraine)には、表2に示すごとく腹部片頭痛(abdominal migraine)や、良性発作性めまい(benign paroxysmal vertigo)が含まれる。これら頭痛以外の症状が発作性反復性に発現し片頭痛と同等と考えられるものを、片頭痛等価症(migraine equivalent)と記載されることがある。ICHD-2では小児周期性症候群(片頭痛に移行することが多いもの)[childhood periodic syndromes that are commonly precursor of migraine]として記載されていた。
* 緊張型頭痛(tension-type headache): 緊張性頭痛(tension headache)、筋収縮性頭痛(muscle contraction headache)はほぼ同義に使用されてきた。ストレス頭痛(stress headache)、本態性頭痛(essential headache)、特発性頭痛(idiopathic headache)および心因性頭痛(psychogenic headache)も大部分は現在の緊張型頭痛に該当するが、個々の研究により定義が異なり、片頭痛の一部が含まれる場合や、精神疾患による頭痛、身体化障害による頭痛が含まれると考えられる場合などがある。
* 緊張型頭痛(tension-type headache): 緊張性頭痛(tension headache)、筋収縮性頭痛(muscle contraction headache)はほぼ同義に使用されてきた。ストレス頭痛(stress headache)、本態性頭痛(essential headache)、特発性頭痛(idiopathic headache)および心因性頭痛(psychogenic headache)も大部分は現在の緊張型頭痛に該当するが、個々の研究により定義が異なり、片頭痛の一部が含まれる場合や、精神疾患による頭痛、身体化障害による頭痛が含まれると考えられる場合などがある。
* 群発頭痛(Cluster headache):毛様体神経痛(ciliary neuralgia)、ヒスタミン性頭痛(histaminic cephalalgia)、ホートン頭痛(Horton's headache)などの記載が用いられていたが、現在はほとんど使用されなくなった。  
* 群発頭痛(Cluster headache):毛様体神経痛(ciliary neuralgia)、ヒスタミン性頭痛(histaminic cephalalgia)、ホートン頭痛(Horton's headache)などの記載が用いられていたが、現在はほとんど使用されなくなった。


==参考文献==
==参考文献==
<references />
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