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前庭動眼反射(Vestibulo-ocular reflex, VOR)は、[[視機性眼球反応]](Optokinetic Response, OKR)とともに姿勢保持の役割を担う重要な反射である。頭の3次元の動きは[[wikipedia:ja:側頭骨|側頭骨]]にある[[前庭器]]で感知され、その情報は[[前庭神経核]]と[[前庭小脳]]に伝えられる。VORを中継する前庭神経核の神経細胞は[[wikipedia:ja:外眼筋|外眼筋]]の[[運動神経核]]群に興奮性もしくは抑制性の出力を送り、頭の動きを補正するような眼球運動を誘発する。VORと視機性眼球反応の働きにより、頭が動いても[[眼球]]の網膜に写る像がぶれずにすむ。[[小脳片葉]]は、運動学習のメカニズムにより、VORの効率(利得)を調節する。 | 前庭動眼反射(Vestibulo-ocular reflex, VOR)は、[[視機性眼球反応]](Optokinetic Response, OKR)とともに姿勢保持の役割を担う重要な反射である。頭の3次元の動きは[[wikipedia:ja:側頭骨|側頭骨]]にある[[前庭器]]で感知され、その情報は[[前庭神経核]]と[[前庭小脳]]に伝えられる。VORを中継する前庭神経核の神経細胞は[[wikipedia:ja:外眼筋|外眼筋]]の[[運動神経核]]群に興奮性もしくは抑制性の出力を送り、頭の動きを補正するような眼球運動を誘発する。VORと視機性眼球反応の働きにより、頭が動いても[[眼球]]の網膜に写る像がぶれずにすむ。[[小脳片葉]]は、運動学習のメカニズムにより、VORの効率(利得)を調節する。 | ||
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