「シンタキシン」の版間の差分

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同義語:p35, HPC-1, synaptocanalin
同義語:p35, HPC-1, synaptocanalin


{{box|text= シンタキシンは、細胞内小胞輸送において膜の融合に関わるタンパク質ファミリーおよびそのメンバーである。ヒトを含む哺乳動物では、少なくとも16種類のアイソフォームが同定されている。基本的に細胞膜または細胞内小器官の生体膜に埋め込まれた膜タンパク質である。いくつかのアイソフォームは脳での発現が認められていないものもあるが、この項では遺伝子が単離されているシンタキシン全般について概説するとともに、シナプス伝達に重要な役割を果たしているアイソフォームを中心に詳しく述べる。}}
{{box|text= シンタキシンは、細胞内小胞輸送において膜融合に関わるタンパク質ファミリーおよびそのメンバーである。ヒトを含む哺乳類では、少なくとも16種類のアイソフォームが同定されている。基本的に細胞膜に埋め込まれ細胞質に向けて存在する非常にαへリックスに富んだ分子量約35,000の膜タンパク質である。脳に特異的に発現するアイソフォームもあれば、脳を含め広く生体内に分布しているアイソフォームもある。神経細胞におけるシンタキシンの具体的な役割はアイソフォームによって異なるため多岐にわたり、シナプス前終末からの神経伝達物質の開口放出、電位依存性カルシウムチャネルの機能調節、シナプス後膜へのAMPA型グルタミン酸受容体の輸送調節、神経突起の伸長などに関わっている。脳での発現が認められていないアイソフォームもいくつかあるが、この項ではそれらを含め遺伝子が単離されているシンタキシン全般について概説するとともに、シナプス伝達に重要な役割を果たしているアイソフォームを中心に詳しく述べる。}}


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