「Gタンパク質共役型受容体」の版間の差分

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N末端側の細胞外領域が長くリガンド結合部位を形成する。セクレチン様とAdhesion型GPCRの2つのサブグループに分けられる。セクレチン様受容体にはセクレチン、グルカゴン、グルカゴン様ペプチド(GLP)、カルシトニン、副甲状腺ホルモン等のペプチドホルモンに結合する受容体がある。一方で、Adhesion型GPCRは巨大なN末端部位に様々なドメイン構造を持ち細胞外マトリックスとの相互作用が示唆されているが、その多くはリガンドが不明である<ref><pubmed> 23863939 </pubmed></ref>。
N末端側の細胞外領域が長くリガンド結合部位を形成する。セクレチン様とAdhesion型GPCRの2つのサブグループに分けられる。セクレチン様受容体にはセクレチン、グルカゴン、グルカゴン様ペプチド(GLP)、カルシトニン、副甲状腺ホルモン等のペプチドホルモンに結合する受容体がある。一方で、Adhesion型GPCRは巨大なN末端部位に様々なドメイン構造を持ち細胞外マトリックスとの相互作用が示唆されているが、その多くはリガンドが不明である<ref><pubmed> 23863939 </pubmed></ref>。
===== * クラス C:  代謝型グルタミン酸受容体 =====
===== * クラス C:  代謝型グルタミン酸受容体 =====
代謝型グルタミン酸受容体の他に、GABA<sub>B</sub>受容体、カルシウム感知受容体、味覚受容体がこのクラスに含まれる。N末端側の細胞外領域が長くリガンド結合部位を形成する。細胞外領域にVenus flytrap (VFT)ドメインを持ち<ref><pubmed> 10224098 </pubmed></ref>、さらに、GABA<sub>B</sub>受容体以外はシステインリッチ(CRD)ドメイン構造を持つ<ref><pubmed> 24305054 </pubmed></ref>。細胞外領域に結合する生理的リガンド(orthosteric ligand)に加えて、膜貫通領域部位に結合し受容体の活性状態を変化させるアロステリックリガンド(allosteric ligand)を持つ受容体も報告されている<ref><pubmed> 23903222 </pubmed></ref>。
代謝型グルタミン酸受容体の他に、GABA<sub>B</sub>受容体、カルシウム感知受容体、味覚受容体がこのクラスに含まれる。N末端側の細胞外領域にVenus flytrap (VFT)ドメインを持ち<ref><pubmed> 10224098 </pubmed></ref>、さらに、GABA<sub>B</sub>受容体以外はシステインリッチ(CRD)ドメイン構造を持つ<ref><pubmed> 24305054 </pubmed></ref>。細胞外領域に結合する生理的リガンド(orthosteric ligand)に加えて、膜貫通領域部位に結合し受容体の活性状態を変化させるアロステリックリガンド(allosteric ligand)を持つ受容体も報告されている<ref><pubmed> 23903222 </pubmed></ref>。
===== * クラス F: Frizzled/Smoothened =====
===== * クラス F: Frizzled/Smoothened =====
Wntシグナルを活性化するFrizzledとヘッジホッグシグナルを活性化するSmoothenedが含まれる。
Wntシグナルを活性化するFrizzledとヘッジホッグシグナルを活性化するSmoothenedが含まれる。
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