「摂食障害」の版間の差分

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主な行動異常を表2に示した。摂食行動、排出行動、活動性、問題行動などがある。  
主な行動異常を表2に示した。摂食行動、排出行動、活動性、問題行動などがある。  
{| class="wikitable"
|+ 表2 典型例にみられる行動異常
!   !! AN!! BN
|-
! 摂食行動
| 食思不振、拒食、摂食制限、隠れ食い、盗み食い、過食 || 過食、だらだら食い、絶食、摂食制限、隠れ食い、盗み食い
|-
! 排出行動
| 嘔吐、下剤の乱用、利尿薬の乱用 || 嘔吐、下剤の乱用、利尿薬の乱用
|-
! 活動性
| 過活動|| 低下
|-
! 問題行動
| 自傷行為、自殺企図、万引き、薬物乱用など || 自傷行為、自殺企図、万引き、薬物乱用など
|}


*'''摂食行動''':食思不振、拒食、摂食制限、隠れ食い、盗み食い、過食などの摂食行動異常を示す。食思不振は家庭、学校、職場などにおけるストレスや対人関係の悩みなどにより生じる。拒食は母親に対する反抗や家族の注目や関心を引いたり、優しさや愛情を一身に受けるために行われる。摂食制限は美容上、健康上またはスポ-ツの競技能力の向上を目指して行われる。 患者の多くは食思不振、拒食、摂食制限などにより摂食量低下が持続すると、空腹感を生じなくなる。そして少し食べると腹部不快感や膨満感などを訴えては、摂食量がさらに減少して体重が急激に低下する。さらに摂食量低下に対する反動として過食を生じたりする。過食についてはBNの項で述べる。  
*'''摂食行動''':食思不振、拒食、摂食制限、隠れ食い、盗み食い、過食などの摂食行動異常を示す。食思不振は家庭、学校、職場などにおけるストレスや対人関係の悩みなどにより生じる。拒食は母親に対する反抗や家族の注目や関心を引いたり、優しさや愛情を一身に受けるために行われる。摂食制限は美容上、健康上またはスポ-ツの競技能力の向上を目指して行われる。 患者の多くは食思不振、拒食、摂食制限などにより摂食量低下が持続すると、空腹感を生じなくなる。そして少し食べると腹部不快感や膨満感などを訴えては、摂食量がさらに減少して体重が急激に低下する。さらに摂食量低下に対する反動として過食を生じたりする。過食についてはBNの項で述べる。  
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