「脳梗塞」の版間の差分

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 脳梗塞の重症度はNational Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)スコア(表1)やJapan Stroke Scale(JSS)スコアによって評価される。NIHSSスコアは神経学的診察の簡易版とも考えられ、コメディカルによるスコアも専門医によるものと強い相関が得られることが示されている。したがって、非専門医には是非とも習得されることを推奨したい。NIHSSは各地で開催されているImmediate Stroke Life Support(ISLS)コースでも実地練習を行っており、さらに詳しくは[https://learn.heart.org/nihss.aspx American Stroke Association]のサイトにてe-learningで学ぶことができる。
 脳梗塞の重症度はNational Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)スコア(表1)やJapan Stroke Scale(JSS)スコアによって評価される。NIHSSスコアは神経学的診察の簡易版とも考えられ、コメディカルによるスコアも専門医によるものと強い相関が得られることが示されている。したがって、非専門医には是非とも習得されることを推奨したい。NIHSSは各地で開催されているImmediate Stroke Life Support(ISLS)コースでも実地練習を行っており、さらに詳しくは[https://learn.heart.org/nihss.aspx American Stroke Association]のサイトにてe-learningで学ぶことができる。
{| class="wikitable"
|+ 表1.NIH Stroke Scale (NIHSS) 1994年版
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|1a.意識水準
|⬜︎0:完全覚醒  ⬜︎1:簡単な刺激で覚醒<br>⬜︎2:繰り返し刺激、強い刺激で覚醒  ⬜︎3:完全に無反応
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|1b.意識障害ー質問<br>(今月の月名及び年齢)
|⬜︎0:両方正解  ⬜︎1:片方正解  ⬜︎2:両方不正解
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|1c.意識障害ー従命<br>(開閉眼、「手を握る・開く」)
|⬜︎0:両方正解  ⬜︎1:片方正解  ⬜︎2:両方不可能
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|最良の注視
|⬜︎0:正常  ⬜︎1:部分的注視視野  ⬜︎2:完全注視麻痺
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|視野
|⬜︎0:視野欠損なし  ⬜︎1:部分的半盲<br>⬜︎2:完全半盲    ⬜︎3:両側性半盲
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|顔面麻痺
|⬜︎0:正常      ⬜︎1:軽度の麻痺<br>⬜︎2:部分的麻痺   ⬜︎3:完全麻痺
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==診断(診断基準、鑑別診断を含む)==
==診断(診断基準、鑑別診断を含む)==

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