「ステロイド」の版間の差分

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==== ステロイドホルモンの生合成  ====
==== ステロイドホルモンの生合成  ====


[[Image:Steroid synthesis.jpg|thumb|right|300px|ステロイドホルモンの生合成]] 右図に示すように、全てのステロイドホルモンはコレステロールより合成される。炭素数27のコレステロールは、コレステロール側鎖切断酵素(P450 scc)の作用により、側鎖(炭素数6)が切断されてプレグネノロン(炭素数21)となる。この過程はすべてのステロイドホルモン分泌器官で共通したプロセスである。最終的に、副腎では炭素数は21のまま、化学構造変化を受けた[[糖質コルチコイド]]と[[鉱質コルチコイド]]が、また精巣では炭素数が2個減少した[[アンドロゲン]](炭素数19)が、卵巣では炭素数が1個減少した[[エストロゲン]](炭素数18)が生成される。  
[[Image:Steroid synthesis.png|thumb|right|300px|ステロイドホルモンの生合成]] 右図に示すように、全てのステロイドホルモンはコレステロールより合成される。炭素数27のコレステロールは、コレステロール側鎖切断酵素(P450 scc)の作用により、側鎖(炭素数6)が切断されてプレグネノロン(炭素数21)となる。この過程はすべてのステロイドホルモン分泌器官で共通したプロセスである。最終的に、副腎では炭素数は21のまま、化学構造変化を受けた[[糖質コルチコイド]]と[[鉱質コルチコイド]]が、また精巣では炭素数が2個減少した[[アンドロゲン]](炭素数19)が、卵巣では炭素数が1個減少した[[エストロゲン]](炭素数18)が生成される。  


<br> 以下に挙げるものがステロイドホルモン合成酵素である。これらのうち、3β-HSDと17β-HSD以外は[[シトクロムP450]]である。どの酵素も小胞体膜かミトコンドリア内膜のどちらかに局在する。  
<br> 以下に挙げるものがステロイドホルモン合成酵素である。これらのうち、3β-HSDと17β-HSD以外は[[シトクロムP450]]である。どの酵素も小胞体膜かミトコンドリア内膜のどちらかに局在する。  
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