「ゴルジ染色」の版間の差分

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== 参考⽂献 ==
== 参考⽂献 ==
<references/>
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(1) Stephen Polyak ; edited Heinrich Klüver, The vertebrate visual system : its
origin, structure, and function and its manifestations in disease with an analysis
of its role in the life of animals and in the origin of man, preceded by a historical
review of investigations of the eye, and of the visual pathways and centers of the
brain, University of Chicago Press, 1957.
(2) Golgi C: Sulla struttura fella sostanza grigia del cervello, Gazzetta Medica
Italiana, Lombardia, 33, 224-246, 1873.
(3) Cajal S R, Estructura de los centros nerviosos de las aves, Cerebelo Rev Trim
Histol Norm Patol, 1, 1-10, 1888.
(4) Cox WH, Impragnation des centralen Nervensystems mit Quecksilbersalzen,
Arch. F. mikrosk. Anat., 37, 16-21, 1891.
(5) 萬年甫 動物の脳採集記 中公新書1361 *注、学術論⽂に関しては多数の
⽂献が存在するためここでは⼀般書を引⽤した。⽂献に関しては[[PubMed]] 等で
の[[検索]]をお願いしたい。
(6) 萬年甫 A dendro‐cyto‐myeloarchitectonic atlas of the catʼs brain 猫脳ゴ
ルジ染⾊図譜 岩波書店 1988
(7) Eds: Nauta Walle JH; Ebbesson Sven OE, Contemporary Research Methods
in Neuroanatomy, Springer, 1970.
(8) HW et al., Comprehensive Review of Golgi Staining Methods for Nervous
Tissue, Kang Appl Microsc., 47, 63-69, 2017.
(9) http://www.public.asu.edu/~jpbirk/qual/qualanal/mercury.html
(10) Nicholls JG, From neuron to brain, Sinauer Associates Inc., pp. 5, 2001
(11) 萬年甫 脳を固める・切る・染める−先⼈の知恵−、 メディカルレビュ
ー社、p176-177, 2011.
(12) http://www.bio.is.tohoku.ac.jp/~uchida/golgi.html
(13) Zaqout S et al., Golgi-cox staining step by step, Front Neuroanat., 10:38,
2016
(14) 萬年甫 神経細胞の形を求めて、⽇仏医学 34, 1-16, 2012
図1 カミッロ・ゴルジ (Camilo Golgi 1844 年7 ⽉7 ⽇ ‒ 1926 年1 ⽉21 ⽇ 82歳没) イタリア(19世紀イタリアのロンバルドヴェネド王国)のコルテノゴルジに⽣まれパヴィア⼤学医学部を卒業。ゴルジ染⾊と細胞⼩器官の[[ゴルジ体]]を発⾒する。ゴルジ染⾊によって可視化された神経細胞を観察し神経細胞は連続した「網状説」を提唱した。しかし、同じくゴルジ染⾊を使⽤し研究を⾏なったカハールは、ひとつひとつの神経細胞は独⽴しているとする「ニューロン説」を提唱した。全く違う説を提唱しながらもその功績の⼤きさに、2⼈は1906 年にノーベル賞を受賞した(電⼦顕微鏡の開発により現在ではカハールのニューロン説が正しいとされている)。ウィキペディア パブリックドメイン
図2 ゴルジ・コックス染⾊によるマウスの海⾺⻭状回における顆粒細胞像
⿊い円状の神経細胞体から、写真の上⽅向にギザギザ様の突起(樹状突起)が伸びている。よく⾒ると樹状突起からコブのように⾶び出した構造物がでているのがわかる(スパイン)。また細胞体からは写真の下部⽅向に細い繊維が出ているが、これは[[軸索]]である。ゴルジ染⾊・写真撮影(内⽥克哉・東北⼤)
図3 萬年甫による「猫脳ゴルジ染⾊図譜」の⼀部、『[[意識]]をめぐる冒険(クリストフ・コッホ著、岩波書店)』の表紙より。
萬年甫による「猫脳ゴルジ染⾊図譜」は、1988 年岩波書店によって210 部が刷られ、そのうち100 部は国外の脳研究所へ送られた(14)。残りは⼀部の国⽴⼤学図書館や博物館などに貴重書として保管されている。実際の「猫脳ゴルジ染⾊図譜」を⾒るとわかるが、神経細胞は細胞体の⼤きさによって⾊分けがなされており、明らかに軸索とわかる構造には⽮頭が付されてある(6)。これらはゴルジ染⾊像をスキャンして着⾊したのではなく、すべて⼿書きによる作画である。<岩波書店の許可を得て、『意識をめぐる冒険(クリストフ・コッホ著)』の表紙の⼀部掲載。著作権で保護されており転載2 次使⽤不可>

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