「ランヴィエ絞輪」の版間の差分

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 またランヴィエの絞輪部の軸索には[[intramembranous particles]] (IMP)と呼ばれる顆粒構造が存在し、これは[[ナトリウムチャネル|電位依存性Na<sup>+</sup>チャネル]]を含んだものだと考えられている。
 またランヴィエの絞輪部の軸索には[[intramembranous particles]] (IMP)と呼ばれる顆粒構造が存在し、これは[[ナトリウムチャネル|電位依存性Na<sup>+</sup>チャネル]]を含んだものだと考えられている。


 ランヴィエの絞輪の両端には[[パラノード]](paranode)とよばれる構造が隣接する。パラノード部では髄鞘が肥大し細胞質成分が観察され、paranodal loopと呼ばれる構造を示す。パラノード部では、40個以上のparanodal loopがらせん状に軸索と[[接着分子]]を介して密着し、電気的な絶縁と、分子の拡散障壁部を形成している。この構造は、ボルト(=軸索)とナット(=paranodal loop)にもたとえられる。
 ランヴィエの絞輪の両端には[[パラノード]]([[paranode]])とよばれる構造が隣接する。パラノード部では髄鞘が肥大し細胞質成分が観察され、[[paranodal loop]]と呼ばれる構造を示す。パラノード部では、40個以上のparanodal loopがらせん状に軸索と[[接着分子]]を介して密着し、電気的な絶縁と、分子の拡散障壁部を形成している。この構造は、ボルト(=軸索)とナット(=paranodal loop)にもたとえられる。


 パラノード部の両遠部には、[[傍パラノード]]部(juxtaparanode)があり、その両遠部がインターノード部(internode)となる。
 パラノード部の両遠部には、[[傍パラノード]]部([[juxtaparanode]])があり、その両遠部が[[インターノード部]]([[internode]])となる。


==分子==
==分子==

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