「正常圧水頭症」の版間の差分

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山田 茂樹
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滋賀医科大学 脳神経外科学講座
<font size="+1">[https://researchmap.jp/shigekiyamada 山田 茂樹]</font><br>
英語名:Normal pressure hydrocephalus (NPH)
''滋賀医科大学 脳神経外科学講座''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2020年8月22日 原稿完成日:2020年X月X日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/kojiyamanaka 山中 宏二](名古屋大学 環境医学研究所 病態神経科学)<br>
</div>


英語名:normal pressure hydrocephalus 英略語:NPH 独:Normaldruckhydrozephalus 仏:hydrocéphalie à pression normale
{{box|text= 成人期に発症する頭蓋内圧が正常範囲内の慢性水頭症。頭部外傷、くも膜下出血などに続発する続発性正常圧水頭症と、先行する疾患が明らかではない特発性正常圧水頭症、さらに先天性要因の関連が示唆される成人発症先天性要因の正常圧水頭症の3つに大別して診断・治療を考える。歩行障害、物忘れ、排尿障害のいずれかの症状が認められ、頭部CT/脳MRI検査で、脳室拡大、シルビウス裂の開大、高位円蓋部脳溝の狭小化の画像所見を認めれば、特発性正常圧水頭症の可能性を考える。正常圧水頭症は基本的には進行性疾患であり、重症化する前に髄液シャント手術を検討した方が良い。}}
{{box|text= 成人期に発症する頭蓋内圧が正常範囲内の慢性水頭症。頭部外傷、くも膜下出血などに続発する続発性正常圧水頭症と、先行する疾患が明らかではない特発性正常圧水頭症、さらに先天性要因の関連が示唆される成人発症先天性要因の正常圧水頭症の3つに大別して診断・治療を考える。歩行障害、物忘れ、排尿障害のいずれかの症状が認められ、頭部CT/脳MRI検査で、脳室拡大、シルビウス裂の開大、高位円蓋部脳溝の狭小化の画像所見を認めれば、特発性正常圧水頭症の可能性を考える。正常圧水頭症は基本的には進行性疾患であり、重症化する前に髄液シャント手術を検討した方が良い。}}


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