「三叉神経痛」の版間の差分

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注① 典型的には萎縮か位置の異常<ref name=日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会2018></ref><br>
注① 典型的には萎縮か位置の異常<ref name=日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会2018></ref><br>
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[[ファイル:Hamano Trigeminal Neuralgia Fig1.png|サムネイル|'''図2. 左三叉神経を前下小脳動脈が圧迫している(矢印)'''<br>A. 水平断、B. 冠状断<br>
[[ファイル:Hamano Trigeminal Neuralgia Fig2.png|サムネイル|'''図2. 左三叉神経を前下小脳動脈が圧迫している(矢印)'''<br>A. 水平断、B. 冠状断<br>
福井大学放射線医学講座木村浩彦教授ご提供)<ref name=濱野忠則2020></ref>  [9]]]
福井大学放射線医学講座木村浩彦教授ご提供)<ref name=濱野忠則2020></ref>  [9]]]
== 検査 ==
== 検査 ==
 典型的三叉神経痛ではMRI、MRAにより橋の三叉神経根と上小脳動脈や前下小脳動脈などの血管との接触、圧迫を認める。FIESTA画像が診断に有用である('''図2''')<ref name=濱野忠則2020>'''濱野忠則 (2020).'''<br>神経痛 今日の診断指針, 永井良三編 第8版, 医学書院, 東京, pp622-625</ref>[9]。症候性三叉神経痛では、三叉神経の走行路であるGasser神経節、正円孔(第2枝)、卵円孔(第3枝)、海面静脈洞(第1、第2枝)、上眼窩裂(1枝)を含む中頭蓋窩を中心にMRIで症候性三叉神経痛の原因となりうる悪性腫瘍や、副鼻腔炎を認める場合がある。また血液検査(炎症所見、自己抗体、ウイルス抗体)で炎症性疾患、自己免疫性疾患、帯状疱疹など症候性三叉神経痛の原因疾患を認める場合がある。
 典型的三叉神経痛ではMRI、MRAにより橋の三叉神経根と上小脳動脈や前下小脳動脈などの血管との接触、圧迫を認める。FIESTA画像が診断に有用である('''図2''')<ref name=濱野忠則2020>'''濱野忠則 (2020).'''<br>神経痛 今日の診断指針, 永井良三編 第8版, 医学書院, 東京, pp622-625</ref>[9]。症候性三叉神経痛では、三叉神経の走行路であるGasser神経節、正円孔(第2枝)、卵円孔(第3枝)、海面静脈洞(第1、第2枝)、上眼窩裂(1枝)を含む中頭蓋窩を中心にMRIで症候性三叉神経痛の原因となりうる悪性腫瘍や、副鼻腔炎を認める場合がある。また血液検査(炎症所見、自己抗体、ウイルス抗体)で炎症性疾患、自己免疫性疾患、帯状疱疹など症候性三叉神経痛の原因疾患を認める場合がある。

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