「ニカストリン」の版間の差分

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 ニカストリン遺伝子(NCT)は染色体1q23にマップされる。
 ニカストリン遺伝子(NCT)は染色体1q23にマップされる。


 709アミノ酸残基から成るタイプⅠ膜貫通型糖タンパク質であり、アミノ(N)端側の大きな細胞外領域とカルボキシル(C)端の短い細胞内ドメインをもつ(図参照)。細胞外領域には、ほぼ等間隔に配置する4つのCys残基がある他、種を越えて保存されたAsp-Tyr-Ile-Gly-Ser (DYIGS)配列があり、アミノペプチダーゼとの相同性からDAP (DYIGS and peptidase homologous)ドメインと呼ばれている<ref name=Shah2005><pubmed>16096062</pubmed></ref> 。細菌性粘菌からヒトまで、相同分子の発現が知られる(酵母にはない)。少なくともヒトでは、他にファミリー分子などはないが、エクソン16(膜貫通領域に近い細胞外領域71アミノ酸に相当)を欠くスプライシング亜型が報告されている<ref name=Mitsuda2006><pubmed>16303145</pubmed></ref> 。
 709アミノ酸残基から成るタイプⅠ膜貫通型糖タンパク質であり、アミノ(N)端側の大きな細胞外領域とカルボキシル(C)端の短い細胞内ドメインをもつ('''図1''')。細胞外領域には、ほぼ等間隔に配置する4つのCys残基がある他、種を越えて保存されたAsp-Tyr-Ile-Gly-Ser (DYIGS)配列があり、アミノペプチダーゼとの相同性からDAP (DYIGS and peptidase homologous)ドメインと呼ばれている<ref name=Shah2005><pubmed>16096062</pubmed></ref> 。細菌性粘菌からヒトまで、相同分子の発現が知られる(酵母にはない)。少なくともヒトでは、他にファミリー分子などはないが、エクソン16(膜貫通領域に近い細胞外領域71アミノ酸に相当)を欠くスプライシング亜型が報告されている<ref name=Mitsuda2006><pubmed>16303145</pubmed></ref> 。


=== 翻訳後修飾 ===
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