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FUSの全身[[ノックアウトマウス]]は背景により異なったフェノタイプを示す。[[C57BL/6]]の[[近交系]]では[[免疫系]]の異常により出生してすぐに死に至る一方で、非近交系では[[精子]]形成異常以外はほぼ正常に生育することが報告されている<ref name=Hicks2000><pubmed>10655065</pubmed></ref><ref name=Kuroda2000><pubmed>10654943</pubmed></ref>。 | FUSの全身[[ノックアウトマウス]]は背景により異なったフェノタイプを示す。[[C57BL/6]]の[[近交系]]では[[免疫系]]の異常により出生してすぐに死に至る一方で、非近交系では[[精子]]形成異常以外はほぼ正常に生育することが報告されている<ref name=Hicks2000><pubmed>10655065</pubmed></ref><ref name=Kuroda2000><pubmed>10654943</pubmed></ref>。 | ||
[[ファイル:Ishigaki_FUS_Fig4.png|300px|サムネイル|'''図4. 典型的なbasophilic inclusion body disease (BIBD)症例'''<br>68歳男性、臨床診断ALS、全経過6年。<br> | |||
'''A.''' ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色では境界明瞭な好塩基性の細胞質内封入体がみられる。<br> | |||
'''B.''' 境界不明瞭で染色の淡い封入体も多いので、注意する。<br> | |||
'''C.''' 好塩基性封入体は、Klüver-Barrera染色で観察しやすい。内部に線条を呈する封入体として観察される。<br> | |||
'''D.''' 好塩基性封入体は抗FUS免疫組織化学で標識される。<br> | |||
愛知医科大学加齢医科学研究所の陸雄一先生による。スケール=10 μm。 | |||
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== 疾患との関わり == | == 疾患との関わり == |