161
回編集
Tatsuyamori (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
Tatsuyamori (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
||
64行目: | 64行目: | ||
==== ネトリン ==== | ==== ネトリン ==== | ||
ネトリン(netrin)は、細胞外基質タンパク質ラミニンのγ鎖の一部と相同性を有する分泌性タンパク質で、Tessier-Lavigneのグループによって脊髄交連神経軸索を誘引する分子として同定された<ref><pubmed> 8062384</pubmed></ref>。発生期の脊髄においてネトリン‐1は低板から分泌されており、交連神経軸索を誘引して運動神経軸索を反発する典型的な両方向性軸索ガイダンス因子として働く<ref><pubmed> 8978605</pubmed></ref>。 | ネトリン(netrin)は、細胞外基質タンパク質ラミニンのγ鎖の一部と相同性を有する分泌性タンパク質で、Tessier-Lavigneのグループによって脊髄交連神経軸索を誘引する分子として同定された<ref><pubmed> 8062384</pubmed></ref>。発生期の脊髄においてネトリン‐1は低板から分泌されており、交連神経軸索を誘引して運動神経軸索を反発する典型的な両方向性軸索ガイダンス因子として働く<ref><pubmed> 8978605</pubmed></ref><ref><pubmed> 15960985</pubmed></ref>。ネトリン受容体としてはDCCとUNC-5が同定されており、これらはいずれも免疫グロブリンスーパーファミリィーに属する。ネトリン-1に対する成長円錐の反応性はこれら2種類の受容体の発現パターンに依存しており、DCCのみでは誘引、DCCとUNC-5が共発現し形質膜上で受容体ヘテロダイマーを形成すると反発を呈する<ref><pubmed> 10399920</pubmed></ref>。 | ||
==== セマフォリン ==== | ==== セマフォリン ==== | ||
セマフォリンファミリーは代表的な反発性軸索ガイダンス因子で、分泌型の他に膜貫通型、GPIアンカー膜結合型など8つのグループに分類される<ref><pubmed> 10932095</pubmed></ref>。分泌型であるSema3Aは生体内で脊髄神経の走行領域を取り囲むように発現しており、Sema3Aノックアウトマウスではせ | |||
==== Slit ==== | ==== Slit ==== |
回編集