17,548
回編集
細編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
| 7行目: | 7行目: | ||
英:sphingomyelin 独:Sphingomyelin 仏:sphingomyéline | 英:sphingomyelin 独:Sphingomyelin 仏:sphingomyéline | ||
{{box|text= | {{box|text= スフィンゴミエリンとは、スフィンゴイド塩基に脂肪酸がアミド結合した構造を持つ、哺乳動物細胞膜の主要構成スフィンゴリン脂質である。特に神経細胞の軸索を覆うミエリン鞘に豊富に存在し、細胞膜の構造維持やシグナル伝達に重要な役割を果たす。また、スフィンゴミエリンはセラミドやスフィンゴシン-1-リン酸などの生理活性脂質の前駆体としても機能し、細胞の増殖や分化、アポトーシスなどの調節に関与する。その代謝異常は、アルツハイマー病やニーマン・ピック病などの神経疾患との関連が指摘されている。さらに、スフィンゴミエリンはコレステロールとともに脂質ラフトと呼ばれる膜ドメインを形成し、タンパク質の膜分布や細胞機能の制御に寄与している。}} | ||
== スフィンゴミエリンとは == | == スフィンゴミエリンとは == | ||